話をニュー・メキシコ州アルバカーキに戻します
滞在二日目(って、着いた翌日)の夜
なにか、ニュー・メキシコっぽい物は?と検索
「焚火のまわりで物語」を語るイベントが
インディアン・プエブロ文化センターであるらしい
プエブロはニュー・メキシコにいる
アメリカ原住民(インディアン)の族の一つ
プエブロの中でも、19の族に分かれていて
各自がそれぞれの文化、自治体を持っているそう
その歴史、文化の啓蒙目的のセンター
焚火にあたりながら、ネイティブ・アメリカンの
物語を聞く...
なんか、ロマンチック
参加費は、寄付として子供服か
保存可能な食品(缶詰など)
ホテル近くでスーパーマーケットを見つけ
缶詰のスープ、箱入りマッシュポテト、
カップヌードル、ポテトチップス、スタッフィングのもと、
あと、忘れたけれど数品買い込んだ
ホテルがあるダウンタウンは
危険な感じはしないけれど
ホームレスが沢山いた
スーパーの外にも数人、たむろしていた
夜になると、高架下の道のど真ん中に
テントを張りこんだ人もいた
こんな寒い所で、外で暮らすのは大変だと思う
プエブロ文化センターは、オールド・タウン寄り
入らなかったけれど、レストランも隣接
寄付の食品を受付で渡し
センターの真ん中にある広場へ
円を囲むようにいくつか焚火が燃やされていた
何台かパティオ・ヒーターも置かれている
でも、やっぱり寒い!
アルバカーキの冬は底冷えする!
プラスチックの椅子が火の周りに並べられ
毛布数枚持参で来ている人も
(ここでも、準備が甘かったか...)
ヒーターに近い席は既に占拠済み
できるだけ、焚火に近い席を選んだ
2時間のプログラムは
ストーリー・テラー3人
ダンス二組
物語は子供向けのプエブロの民話の様で
コヨーテだの、犬だの、お日様だの
可愛いキャラクターが出てくる
3人のうち二人はプロのストーリー・テラーで
間の取り方とか、声色の変え方とか、やはり上手
ダンスは、若い女性(プロだそうです)が「鷲の踊り」
羽ばたくように動かす腕の動きがとっても綺麗
もう一つ、最後の演目は「バッファローの踊り」
女性2人男性2人のダンサーに、ミュージシャン/シンガー2名
私たちが観たのは違うグループですが
衣装も、構成もよく似ていました
収穫を祝う際の踊りだそうです
このバッファローの踊り、とっても長い
同じステップを何度も繰り返す
音楽と踊りのテンポが上がって、ゆっくりになって
これ、始まりと同じステップだから
もう終わりかな...と思ったら
また振り出しに戻る、みたいな
この繰り返すパターンとか、繰り返す数とか
きっと何か宗教的な意味があるのかも?
イベント中、焚火に薪をくべに来る男性がいて
何度か私たちの前の焚火にも
新しい薪を放り込みにきてくれたが
バッファローの踊りのころになると、終わりも近いので
薪を加えることもなく
燃えるものが少なくなった焚火は
火より煙の方が目立ってきて
目の前に座っていたら、煙が目に染みるように
もう終わりか、あ、また初めからやり直し?
みたいなのを繰り返すこと何回か
終わったころには、夫婦、すっかり燻されて
ジャケットから煙の臭いプンプン
ホテルのランドリー・ルームを使う羽目に(;^_^A
しっかり防寒をしていけば
より楽しめるイベントです
(煙なし、バーチャル・イベントもあり)