Open season | That's where we are

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the Church of Broken Pieces
(アメリカ救急医の独り言と二人言)

金曜日、今年のERASで申し込み書の閲覧が可能に

 

ERASはElectronic Residency Application Service

医学生が研修プログラムに申し込むために使う

応募システムのことで

履歴書だとか、試験の点数だとか、推薦書だとか

色々、応募者の情報が閲覧できるようになっています

 

「これから忙しくなるわよ」と研修ディレクター

 

応募者の面接は今までもしていたので

そのことを言っているのかと思いきや

 

今年はアシスタント・ディレクターの役職がついたので

「スクリーニング」の時点から参加

 

ERASで応募者のファイルを読み

面接に呼びたい学生と

絶対招待したくない学生を選択

面接したい学生に招待状を送る

(これはコーディネーターさんの仕事)

面接にやって来た学生をインタービュー

うちのプログラムがこの学生を雇いたいという

学生のランク付け

最終的な学生ランキングをNRMPに提出

(各学生も研修したいプログラムの

ランキングをNRMPに提出)

NRMP=全国研修マッチング・プログラム

NRMPのコンピューターシステムが

どうやっているのか、プログラムと学生をマッチング

 

「招待する学生の最低条件はね...」

 

お勉強はできなくても、性格の良い学生はいますが

やはり、出来なさすぎるのは困るので

招待する学生は試験でこれ位以上の点数が必要など

条件を付けて、振り落としていきます

(ERは競争率が高い科で

成績が悪い学生が応募しても

面接に行きつかない可能性が大

応募する費用と時間がもったいないと思うのだけれど)

 

それでも、かなりの数の応募者が残るので

パーソナル・ステートメント(なぜ、救急を志すのか書いたエッセイ)

推薦書などを読んで

さらに面接へ招待する学生を選択

 

「あなたはスクリーニングをやるの、初めてよね?

じゃあ、数の少なさそうな所を振り分けましょう」

アルファベットの終りの方の名前の人の

スクリーニングをすることに

 

そして金曜日の午後

研修ディレクターからテキスト

 

「ERASが解禁。初日の応募者の数いくらだと思う?」

 

ERのインターンのポジション

2017年度はアメリカ全土で2,047人分あり

6席以外、マッチングを通して埋まりました

うちのプログラムは15人分のポジションがありますが

 

初日の応募者

1,000人以上

 

これで全部じゃなくて

まだまだ応募してくる人がいるのですって

 

忙しいって...これだったのね汗

 

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