人口過密となったパリの取った対策により
生まれたカタコンベ(地下埋葬所)
パリにあるものは採石場だったところに
いくつかの墓地から遺骨を動かしてできたそうだ
地下鉄ダンフェール・ロシュロー駅から地上へ出ると
小さな広場(ってヘンな言葉だな)をぐるっと囲んで
入場を待つ見学者の列
入場制限をしていて
「一回に入れるのはゼロから200人らしいわ」
と、後ろに並んでいたサンフランシスコからのアメリカ人
なんともアバウトな...
三時間、炎天下の中を待ちましたよ
らせん階段を下りていくと細長い通路
聖職者に誘導された馬車でだったとか
それなりに敬意を払うみたいな感じではあったようだが
今や完全アトラクション化
キャッキャ♡言いながら
遺骨の前でニッコリ写真を撮る家族連れとか
頭蓋骨の頭頂に描かれた落書きを見つけた時とか
脱力感というか何というか...
パリの観光は何処へ行っても
入り口でバッグの中をチェックされ
金属探知機を潜り抜けるのだが
カタコンベでは出口でもバッグの中をチェックされた
地下で爆発物でも拾ってくるわけじゃないし
ナンでかな?と思っていたら
夫「骨を持って帰ろうとする輩がいるんだ」
えっ?骨って、人間の一部だよ
それも赤の他人の
展示されている頭蓋骨には1~2センチの
丸い穴が開いている物がいくつもあった
あれは、「触るな」と注意書きがあるにもかかわらず
指先でつついていく人が結構いるからなのだろう
壁や骨にあった落書きが
日本語でないことにはホッとした