20日目~物事の受け止め方は「誰と一緒にいるか」で変わる~ | EMCOカードを使ったセルフケアの記録

EMCOカードを使ったセルフケアの記録

カウンセラーやメンタルコーチがクライアントの悩みの本質を知るために使用しているEmpathy Communication (EMCO)カード。
心の現在地である「感情カード」74枚と、心の目的地である「ニーズカード」106枚を
セルフケアと感情マネジメントに応用した記録です。

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EMCOカードを使用した
セルフケアの記録20日目です。

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2019/04/08就寝前@自宅
 
 
昨晩の目的は「現状把握」、
お題は「楽しい外食」、
かかった時間は15分です。
 
昨日の夕食は、夫と外食してきました。
リクエストは「い○なりステーキ」みたいな
ガッツリ系の肉が食べたい、というもの。
そこで、最近近所にオープンしたばかりの
ステーキハウスに行ったのです。
 
お肉は美味しくて満足したのですが
店員さんの対応がちょっと謎でした。
腹が立ったわけではなくて
単純に面白かったのです。
 
そのひとときについて考えようと
EMCOカードを引きました。
 

■1、感情カードを引く
 
ステーキハウスで過ごした時間を
思い出しながら感情カードを引きました。
 
感情カードは15枚出ました。
 

 
 
■2、グループ分けして名前をつける
 
2グループできました。
肉を食べに行ったのですから、
肉の印象が強いのは当然ですね。
 
「おもしろい」は、
いろんな感情が混在しています。
もう少し細分化できたかもしれませんが、
今回は細分化が目的ではないです。
本当に、これが面白くて楽しかったんですよ。
 
「おもしろい」……興味をそそる、不信感、もどかしい、おだやか・安らか、気が進まない・気が乗らない、落ち着かない、前向き・楽観的、困った、孤独・疎外感、感動、戸惑う、ハッとする
 
「肉」……満ち足りた、しあわせ、元気が湧いてくる
 
 
 
■3、いちばん気になるグループを選び、ニーズカードを引く
 
何が満たされて
「おもしろい」気分になったのか
考えながらニーズカードを引きました。
 
ニーズカードは22枚出ました。
 
 
 
■4、グループ分けして名前をつける
 
2グループできました。
 
「ズレ」……コミュニケーション、目的、表現、意味、明晰さ・明確さ、配慮・気遣い、流れ・フロー
 
「基盤」……共感、楽しむ・遊び、分かち合う、心身の健やかさ・健康、気づき・発見、好奇心、ユーモア・笑い、一緒にいること、刺激、安心・心の平安、多様性、喜び、探求、安定・バランス、ゆとり
 
 
 
 
 
■5、考察
 
「ズレ」……コミュニケーション、目的、表現、意味、明晰さ・明確さ、配慮・気遣い、流れ・フロー
→店員さんの言動の面白さは、客の購買意欲をそそり、サービスを提供して売り上げを上げる、という目的から明らかにズレていたことにありました。丁寧なんですけど、表現方法が間違っていたり、言わなくていいことを言ったりするんですよね。
 
例えばね、最初に、「当店のご利用は初めてですか?」と聞かれたの。「はい、初めてです」と答えると「ではシステムのご説明をします、まぁメニュー見ればわかるんですけど……」と、前置きして説明が始まりました。言わなくていい一言を言っちゃう人かな? と思いながら聞いていたら、お店のシステムは「メニューを見て好きなものを選んで注文する」ということのようでした。ありとあらゆる飲食店がそのシステムを採用していますよ!!!!! 本当にメニューを見ればわかることだった! なんで言うんだろう、なんで説明するんだろう!
 
店員さんは続いてメニューを開いて、一番最初に「こちらはステーキ丼でして」と紹介してくれました。ステーキ丼のおいしさとリーズナブルさについて語ったあとに、「平日限定なので今日は注文できません」とおっしゃいました。ステーキ丼の説明、今日する必要ある??????    今日注文できないものに意識を向けさせないで! 
 
だってさ、ロックバンドのライブに行って、ボーカルがメンバー紹介をするときに「イカれたメンバーを紹介するぜ! まずはギターのトシ! 今日はいないけど!」って叫んだら「なんで今、トシの話すんの?」って気分になるでしょ?
 
他にもその調子でいろいろありまして、その店員さんから目と耳が離せなくなったのでした。
 
「基盤」……共感、楽しむ・遊び、分かち合う、心身の健やかさ・健康、気づき・発見、好奇心、ユーモア・笑い、一緒にいること、刺激、安心・心の平安、多様性、喜び、探求、安定・バランス、ゆとり
→ズレを楽しむことができたのは、比較的価値観の似ている夫と一緒だったからです。夫は関西出身なので「ヘンなものを見つけたらとりあえずツッコみたい」という欲求があるようです。そして、他人や物事を否定することがありません。他人の言動は全て「受容」の人なのです。ただし、その言動に影響されることはありません。
 
店員さんがズレたことを言うたびに、目を合わせて「ニヤリ」。店を出てからも「あんなこと言ってたね」と、お互い、何に気づいたかを報告し合って笑いながら帰りました。
 
店員さんの言動はヘンでしたが、私たちは気分を害していませんでしたし、店員さんを責めることも怒ることもなく、お店の悪口で毒づいたわけでもありません。ただただ面白かったんです。肉も美味しかったですしね。
 

■6、まとめ
 
楽しく過ごせた一番の理由は、
夫と一緒だったからではないでしょうか。
 
感じた違和感は「他人のミス」であると
厳しく断罪する傾向を持った
元カレと一緒だったらどうだったかしら。
直接店員さんを責めはしなくても
「あの言い方は、おかしい」と
非難や批判が始まっていたはず。
 
そういう感情を向けられると、
私も緊張します。
緊張すると、味覚の精度が落ちます。
「ヘンな店員さんがいて不味い店」という
印象になったでしょうね。
 
肉の美味しさを感じることができたのは
夫と一緒に食事したからです。
他人を緊張させる言動をしない人と結婚して
本当によかったな、と心底感じたのでした。
 
 
AB
 
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AB