泡沫候補と釣具新規参入業者の共通点。 | エンブリヲフライシステムのブログ

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都知事選挙のお話です。

このブログでも時々釣具業界に新規参入されてるメーカーさんの

お話を過去に書いて来ました。

今回の泡沫候補さん(言い方は失礼ですけど)達の動きと

なんとなく似てるような気がしています。

 

候補の主要な方々はすごい有名テスターがどうやら新規メーカーを立ち上げるよって噂になってて

それが発表になった感じ。

その他の方々は一部では人気のアングラーなんだけど今回初めてメーカーを立ち上げますよ。

という知名度の違いみたいな気もします。

もちろん選挙ですから投票というシステムがあってのことで

あくまで市場に出ていくというお話で捉えてくださいね。

 

釣具参入が選挙のそれと違うのはそういったその他の方々が商品さえ作れば市場に参入できてしまうこと。

 

つまり主張や政策(製品)が世の中のシステムを通って市場に出てしまうってことなのかなと思っています。

どんなものでも商品として存在するならば自由に売ったり買ったりするのは資本主義経済の上では許されます

けどね。

 

釣具店さんは大変です!

話題か何か知らんがSNSで話題ってなると「これは仕入れないといかん」なんて焦って仕入れたりするわけですよ。

 

それで、やがてメーカー側の情熱が失せたりやっぱり売れなかったから都撤退するとその問題作が残るんですね。

 

メディアの話題にもならない候補者は思想だけは生きて活動されるから支持者だけでいいのですが

支持者がいなくても一旦は「市場にはいる釣具製品」というのはほんとにタチが悪いんですよ。

 

商品という物質が「在庫」という財産として残るのが非常に迷惑。

そして売れな区なるとワゴンセールに入っていくのだけど実際売れるのは稀。

 

釣具業界の悪いところは新規の参入が割と簡単に行えること。

そして問屋さんの機能の中にそのメーカーの将来を見て仕入れないのでものが余ることを

助長していること。

 

問屋は今だけを見て、売れるものだけを見て釣具店に案内しそしてメーカーがなくなっても 

何もしない。

 

自浄作用がないのですね。

 

じゃあ世間はどうか?

 

都民は誰が知事になろうが気にしなかった。

その先にどんなことが待っていようと。

東京は大丈夫。って

 

それが釣具業界もなんとなくそうだった。

「この俺様が商品出しとけば売れるんじゃね。」で作った

時に

将来を見据えて助言しておけばよかったのにね。

 

泡沫候補がたくさん出ると票が割れるという原理があるけど。

 

先を見ない思いつきで立ち上げたブランドのメーカーが増えると

市場にメーワクがかかというのは全然違う比較なんですけどね。