時々このブログに書いたりしている
「釣りコーディネーター」をした事あるよというのは
今穏やかでない例のテレビ局なのでしたよ。
人づてにドラマで釣りシーンがあってそのコーディネーターをしてくれる人が
必要ということになって比較的自由な(暇そうにしている)
ワタクシにオファーがあったのでした。
当時テレビやCMの釣りシーンというと今でもだがリールが逆さまだったり
ラインがフックキーパーを通っていたりして釣り人からしてみたら
なめんな!
という感じだったのでそのことについてこだわりを持っていた気持ちもあったので
少しでも釣りのイメージをよくする事をしたいね。
という意味合いで
お仕事を受けさせていただいた。
2つのドラマともに監督さんがリアリティにこだわる方だったのでフライフィッシングを長く自分の趣味にしている主人公であるとかオシャレな若者で流行に敏感なのでフライフィッシングをやっていると
いう設定だったので気合いを入れてウエーダーを貸し出してくれないかとか初心者向けのタックルを
貸し出してくれないかと知り合いのメーカーにお願いしたりしました。
ベテランフライフィッシャーさんの方は自分の使い込んだロッドとリール。
ベストなどを着せたり。
フライキャスティングの後のライン処理などこうすればベテランらしくみえるというのを役者さんにレクチャーさせていただいたことが私の少しだけ TVに関わった自慢だったのです。
ロケ現場はすごくプロフェッショナルな人々の集まりといった感じでした。
撮影が始まるとすごい集中力と細部にわたる詳細な確認の繰り返し。
親しくなったディレクターさんにもおいそれと聞きにくいこともありました。
でも休憩時間には皆さんでお弁当食べたりおやつをいただいたして不慣れで場違いな「釣りの先生」である私にもお声をかけていただいたりと色々お気遣いいただいたりして。
TV局が民間人に対して決して威張っていたりというのは感じなかったんです。
それはドラマ制作の現場という場であっただけだったのかもしれませんが
今色々と報道されていることや最近ではかつての勢いがなくなってしまった TVに関して
考えさせられる今日この頃なのです。