多分国家転覆の危機か何か。
うちの近所に車がまるごと一台置いてある公園がある。車と言っても公園用に作られた遊具などではない。正真正銘、普通の乗用車(但し窓は無い)が何故か他の遊具に混じって置かれているだけである。誰かが不法投棄した廃車がそのまま野生化したのか、はたまた自治体が「あ、これ遊具としてリサイクルしたら良くね?」と廃車を公的に放置していったのか、真相は全く持って不明な上に別に知りたくもないがこんなボコボコの廃車でも子供たちには人気らしく、通りがかる度にハンドルを争う子供たちの姿を見かける。遊具としての安全性に関してはほぼ不安しかないが、まぁその辺をドイツ人につっこんだら負けであろう。さて先日ふとこの車の近くを通りかかったところ屋根の上に誰かが乗っているのを発見した私。皆様ご存じの通り車の屋根は思いの他柔らかいので大丈夫かいな・・・・と心配になったのだが、良く見ると乗っているのは1歳半位の赤ちゃんであった。親は・・・と思えば車から1メートル程離れたところで他の子供の母親と井戸端会議中。一体どんな議題で白熱しているのか知る由もないが、車上の不安定な幼児は完全放置である。そもそも何故そこに我が子を座らせようと思った・・・・。たかだか1メートル半ほどの高さで下は土とは言え変な落ち方をすればそれなりに危ないはず。この母親は自分の反射神経に絶対の自信があり我が子がどのタイミングで転げ落ちてもすかさずキャッチする心意気なのかもしれないが、それにしたって反対側に転げ落ちたらどうするつもりなのだ。と、私が他所の子供の安全性に肝を冷やしていたところで今度は何人か別の子供たちがこの車のところにやって来た。最初は大人しくシートに座って遊んでいたのだが、どうやらこの赤ちゃんが屋根に乗っているのが羨ましかったらしい。その場にいた4人くらいの子供が次々に窓に足をかけて屋根によじ登り始めた。あぁ・・・凹む凹む凹む、これは絶対凹むと私が思ったのと、屋根が景気よく「ボゴン!!」と陥没したのがほぼ同時。なかなかの音だったので近くの人が一斉に振り返ったがそれでもこの母親集団は驚くべきことに井戸端会議を止めなかった。どんだけ重要な会議や!!!車の屋根の陥没はおろか我が子の安全すら気にならなくなる議題が果たしてなんであったのか、気になってしょうがない今日この頃。++++++++++++