愛する末息子が日本へ旅立ってしまい

 

気の毒なくらい気が動転している(としか思えない)マミー。

 

未成年ならともかく20代も後半の男など

 

ちょっとやそっとのことで野垂れ死にはしないと思うのだが、

 

まぁ子を思う母親の心境としてはこれで正しいのだろう。

 

むしろ私がドイツに引っ越した数か月後に

 

「ところで貴女いつドイツに引っ越すの?」

 

と連絡して来たうちのおかんには、見習ってほしいところである。

 

 

まぁ、いろいろな愛の形がありますわな・・・・。

 

 

さて、先日そんなエリック氏のマミーから何故か突然

 

大量にエリックの写真データが送られて来た。

 

息子の写真を前に、思い出話に花を咲かせる姿は

 

さながら故人を偲ぶ会であったが、

 

そんな中私が猛烈に気になったのは

 

エリックの誕生日会の写真である。

 

 

私 「あの、この写真は一体・・・・・?」

 

マミー 「あぁこれ?これはね出発前に前倒しで誕生日会をしたのよ。

あの子は私の手作りケーキが大好物だから。

長男一家も一緒でとても楽しい会だったわ。」

 

 

 

 

いや、確かに大変楽しそうだし、マミーの焼き菓子は美味しいのだが

 

 

 

エリックの誕生日は11月や。

 

 

 

前倒しにも程がある。

 

 

 

 

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そんなマミーは去年のエリック誕生日には私に

 

「今ちょうど、あの子が生まれてから25年と22分なのよ」

 

という、凄まじく反応に困る電話をくださいました。

 

母の愛は、時として重い。