クラブで働いていた20代前半、イベントのない夜にひとり店に入り、
そのサウンドシステムを独り占めして、様々な音楽を聞いてました。
サイケやテクノなどのダンスミュージックはもちろん、
ロックやサイコビリー、ラスティック、アンビエントやツーステップ、
200人くらいは入るフロアに一人きり、強い酒を飲みながら、
電話の着信音がまったく聞こえないくらいの爆音で。
そんな中で僕が「いちばんグサグサくる」と気づいたのが、
意外なことに、ビートのないクラッシック音楽でした。
バッハ、ショパン、ヘンデル、シューマン、ベートーベン、
クラッシックの教養なんてまるでなかったけれど、
僕は爆音のクラッシックにまみれ、いちいち感動していた。
時にはちょっとベソかいたりね。
そういう中でも特に気に入っていたのがこのショパンのバラード。
詳しい人なら「またそんなベタなものを」と言うのかな。
分かんないけれど、僕はこの曲がとても好きです。
YOUTUBEで探したら、
あの辻井伸行が弾いているものが見つかりました。
年明けから体調を崩しているせいか、