まさにひとりごと。 |   EMA THE FROG

  EMA THE FROG

    roukodama blog

変化し続けることでしか自分は進化しない、という持論(というより強迫観念に近い)を掲げながらも、人生の中で何より怖いのは変化することだったりもする矛盾野郎が僕です。サイクルが乱れると途端に体調を崩すのは毎度のことで、グアムから帰ってきて即効で風邪気味です。ただ、これは自分の中に新しい感情が刻まれた事の証だとも思う。グアムでは、いろいろな事を考えたもの。

例えば大学3年生の時に行った短期留学。アメリカ。マイク牧師の家に居候(ホームステイ)する事1ヶ月、僕はそのあいだに何度か体調を崩し、そのたびに、自分の中に愛すべき変化が生まれたことを自覚した。家族も友人もいない異国の地、ホストの用意してくれた心地よい部屋のベッドで、熱にうなされながらいろいろな事を考えた。時々は、クリオという名の猫が僕の様子を見に来てくれた。彼女は一時間くらい、ナニも言わずに僕の傍にいてくれた。

あの時の僕と、今の僕とのあいだには、とても大きな隔たりがある。考え方も、物事の優先順位も、生きている環境も、まるで変わってしまった。あの時の僕はいったい何を感じていたろうか。今の僕には想像することしかできない。そしてまた、あの時の僕が、今の僕を想うことは不可能だったろう。とても大きな隔たりは、文字通り、とても大きいのだ。

ということで、まだ頭がどこかボンヤリしている(それは体調不良のせいというより、記憶の整理に伴って僕は体調をくずすのだろう)。今週は仕事がとても忙しいから、早く普段の生活サイクルを取り戻さなければ、という気持ちと、何ならこのまま、ボンヤリしたまま、新たな変化へと自らの身を晒すのもいいかもしれない、という気持ちが、交互に顔を出す。何しろ、サイクルの中にいる僕は、実際問題、きっと変化は望まない。いや、望めない。

明日は早起きして八丁堀まで取材に行きます。久々にプロのカメラマンも雇いました。取材相手は某企業の取締役です。こんな状態で伺っていいのかしらん、とも思いますが、まあ僕のことだから何とかするだろうという変な安心感もある。まあ、まあ、ボンヤリしているのも、たまには。