現実より美しいCGはリアルに見えない 【MODERN WARFERE 2】 |   EMA THE FROG

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MODERN WARFERE2ですが、オフラインが難し過ぎて凹みます。最初は普通にプレイして死亡、それなら少し慎重に…で死亡、自棄になって強行突破しようとして死亡、要するにどんな風にプレイしても死亡。戦略以前に僕の操作スキルの問題なんでしょう。カタツムリ然としたスピードで徐々に進んではいるけれど、余りにノロ過ぎて話の全体像なんて全然把握できてません。プレイヤーの名前がローチとラミレスである事くらいしか分からん。どっちがタスクフォース141でどっちがレンジャーなのかすら忘れる時もある。

という事でオフから逃げてオンに入るのだけど、オンはオンでやっぱり殺されまくり。棚ぼたキルがある分オフラインよりは救いがあるのかもしれないが、発売数日で既にプレステージモード入ってる猛者がウヨウヨしてる中では僕なんて新人以下のペーペーです。キル/デスはやっぱり1:2くらい。1回殺して、2回死ぬペースです。せめてこれを1:1まで引き上げたい。とはいえ昨日は調子よくて、18キル7デスとかの回もあった。ストッピングパワーがプロ仕様になったのが理由かもしれない。

という事で現状での感想を。※前作から変わってない部分ははしょります。

<いい所>
・武器・アタッチメントが変更・追加されていて新鮮
・オンラインのマッチングが安定していてストレスレス
・ヘッドショット等がすぐに分かるのが便利
・迷彩柄のバリエーションが増えた
・弾が当たりやすくなった(気がする)
・パークにレベルの概念が追加された

<悪い所>
・日本語音声が嫌。でも字幕読まなくていいのは便利
・マップ広くなったのに人数そのまま。過疎気味。
・高レベルの人に優し過ぎるシステム
・全体的に、劇的な進化は見られない

レベルが低いので(現在20位)使える武器はまだ少な目。最初から使用可能なM4A1をメインに、FAMAS、SCAR-H、UMP45なんかを試している。ちょっと使ってみた感じ、今作の武器はWORLD AT WAR等に比べて特徴の差が小さいように感じる。MP40とトンプソンの違いくらいの差は欲しかった。それはまあこの先、使用可能武器が増えていけば違うのかも。

個人的にオフラインはやりがいがあると思う。新しい武器やアタッチメントが次々登場するし、プレイヤーを飽きさせない演出上の工夫も節々に見られる。冒頭触れた様にいささか難し過ぎてドラマを追うのが困難という部分はあるにせよ、ミッション間の会話なども含めてよく作りこまれていると思う。まあ、ネット上では既にいろいろな不満が吐き出されつつあるが、まだそこまで進んでないので何とも言えない。

オンラインは、そこそこという感じ。全世界で1400万本販売という「神ゲー」の続編という事で期待は大きかったが、その期待を劇的に上回る進化は残念ながら感じられない。ただ逆に言えば、その前作の完成されたシステムを素直に引き継いでいるという事で、そこまでの新鮮さはないにせよ、今作も(引き続き)「神ゲー」である事は間違いないだろう。感覚としてはまさに続編、modern warfereの新シナリオが追加DLCとして公開されたような感じだ。

あとこれはほとんどイチャモンのような話だが、グラフィックがクリア過ぎて逆にリアルに見えない事がある。特に明るい屋外の場面でそう感じる。綺麗に越した事はないだろうと言われれば確かにそうなのだが、変な話、「CGが現実よりも綺麗」になってしまえば、それはやはりリアルには見えないのだろう。まあ、余りにリアルを追求し過ぎたキルゾーン2は「確かに超リアルだけど地味」という結果に終わっているわけで、地味で面白くない現実をなぞるより、派手で美しい非現実を描くスタイルを選択するのは正しいのかもしれない。

ということでMODERN WARFERE2。年末の休みはこいつをガッツリ遊びつくして、来年こそはゲームなんかにうつつを抜かさない立派な大人になろうと思います。