放心 |   EMA THE FROG

  EMA THE FROG

    roukodama blog

同じ会社のある営業さんから、毎週違うテーマを扱ったメルマガが届きます。基本的にはお客さん宛に書かれたものなので、内容はそれほど刺激的ではありません。ただ、1本書くのに3時間もかかっているだけあって、読みごたえは確かにあります。楽しみにしているわけではないけれど、届いた時には他の仕事の手を止めて読み入ってしまう。

これって、結構よい存在だと思います。中道、という感じがして。

なんだか、考え方、物事の感じ方、見方、そういうものが、自分の中で実は目まぐるしく変化を続けている、そんな風にふと思う事がある。まんなか、という事に、確かに魅力を感じるようになっている。あるいは、格好がいいと思うようになっている。数年前まで、僕はそんな「中途半端」な位置を、何より軽蔑していたのではなかったか。

ハッ。まるでおまえはレールの上だ!結局は常識に染まり、疑問を忘れ、怒りを避けて、かつて憎んだ普通の大人に、なりやがったんだ。まるでレールの上だ。自分の足がないようだ。まったく、ガッカリする。

十代の僕であったら、今の僕をそう非難するだろう。よく分かる。ただ、彼はたぶん大きな勘違いをしている。今の僕は、これまでの「すべての僕」でできてんだぜ。もちろん君だって、今の僕の中にちゃんといる。この変化は、君が憎むこの変化は、いまこの瞬間の僕がどうしたこうしたではないよ、ずっと続く僕という「流れ」が、方向転換を始めたに過ぎない。

責任転嫁?馬鹿言っちゃいけない。僕のことは僕がすべて責任を持つさ。だいたいな、おまえな、僕は何も忘れちゃいない。ギラギラした情熱だって、その火花をむしろ増やしてここにある。要するに、それを「どう出すか」を考えるようになったのさ。火傷せず、凍えもせず、はぜもせず、かたまりもせず、まんなかを、ただただ進んでいけるような「カタチ」に、どうして加工しようと、そればかりを考える。