雑文もりあわせ |   EMA THE FROG

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    roukodama blog

■これを読んでいる方の誰一人として気にしていないこと請け合いの僕の「体重事情」ですが、通勤を自転車から徒歩に変え、毎朝目覚めに熱めの白湯(さゆ)を飲むようにし、ビールはカロリー低めの発泡酒にして早数ヶ月、カタツムリの如きスピードながら徐々に減ってきましたよ、体重。昨年いっぱいくらいまでは68キロくらいあったんですが、最近じゃあ調子のいい日だと64.5キロくらい。5ヶ月で3.5キロマイナス、月平均だと700グラムですか。いやあ、恐るべきスローペース。根気のない僕にしてはよく耐えてるなあ。ま、逆に言えばそれほどツラくないって事なんで、僕はもともと歩くのも白湯を飲むのも好きで、ビールの味など分からぬ味盲野郎なんでしょう。その通りだと思います。

■仕事の勤務形態に変更があったりとかして、土日月と3連休でした。ハンナ(娘の名前です)とべっちゃりの3日間。特に月曜日は嫁が外出していたこともあって、しばらくの間僕が一人でハンナ(とエマ)の面倒を見たりして、確かに父娘の絆がグッと深まった実感がございます。絆というのは不思議なもので、それが深まれば深まるほど笑顔が必要なくなっていくのです。相手に気に入られる為の、あるいは刺激しない為の、あるいは場を繕う為の笑顔は必要なくなって、ただ笑いたいときに笑えばよくなるのでございます。総合的に見れば笑う回数は減るでしょうが、笑顔の純度はそれだけ高まっていくのですとか何とか、兎に角今の僕が望むのは、今日家に戻った時に彼女が昨日までの事を忘れないでいてくれる事。あれだけ仲良く過ごした次の日に、帰って普通にギャン泣きされたら俺は飲んじゃうぞ。ダイエットなんて気にせず浴びるように飲んじゃうぞ。

■「あずまん」の愛称で2chでも人気(?)の東浩紀の書いた『ゲーム的リアリズムの誕生』という本を読んだ事がきっかけで、僕は今の今まで徹底的に拒否し続けてきた「ライトノベル」に初めて挑戦する事となりました。その名も『ALL YOU NEED IS KILL』。アマゾンから届けられたその文庫本の表紙デザインを見た時点で既にサブいぼ立ち気味でしたが、読んでみたら結構普通でした。普通というより、僕が理解できない「萌え」という要素がほとんどなくて、舞台設定・物語運びは完全に「ゲーム的」でしたけど、文章も上手だと思ったし、エンタメ的な意味合いから言えば全然悪くなかった。東浩紀が書いていた通り、この作品はまさに「ゲーム体験の小説化」だと思った。小説の主人公が、「キャラクターであると同時にプレイヤーである」という構造には、その構造のもと展開される話そのものよりも大きな魅力を感じました。そういえばこの感想は舞城王太郎の『九十九十九』と似てるな。とは言えしばらくもういいな、ライトノベル。あと東浩紀も。結局さ、自他共に認めているように「あずまん」自身がオタクなのであって、ライトノベルとか萌えとか美少女とかアニメとかそういうのが純粋に好きなわけじゃん。彼の文章は非常にフラットだし冷静だけど、その根底に流れているのは「好き」という本能的な感情でしょ。サブカルチャーとか文学とかの話に限って言えば、僕はもう彼の論文を読みたいとは思わないなあ。だって僕、「萌え」らんないし。あ、ハンナとエマには萌える。



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