今回は魂と肉体についてお話ししていきます。
私たち生き物は肉体という入れ物に魂が入り初めて生きているという状態になります。
亡くなった時には肉体から魂が抜け、魂は天界へ、肉体は魂の抜け殻、ただの入れ物に戻ります。
私はご遺体を見るとここにはもうこの方はいないんだな、抜け殻になってしまったなと感じてしまいます(魂は近くから私たちを見ていますが)。
こうして考えた時私たちの本体は「魂」ということになります。
肉体はいずれ朽ち果ててしまいますが、魂は何回でも転生を繰り返すことができますからね。
そうするとやはり私たちが磨くべきものは入れ物の肉体ではなく魂ということになります。
どんなに肉体を磨き綺麗に着飾ったところで来世へ持っていくことはできません。またどんなにお金を稼いでいてもそのお金を来世は持っていくことはできません。魂が輝いていなければ何の意味もないのです。
私たちは魂を磨く修行のためにこの世に誕生しています。そして魂を上手く磨くことができたかどうか、その答え合わせを亡くなったのちにさせられるのです。
ある人は天国へ、ある人は地獄へ、ある人は魂の消滅へ。
見た目の美しさや裕福さなんて魂の綺麗さに比べれば本当に意味のないものです。
もちろん人に不快感を与えないよう身綺麗にする事は大切です。自分の気持ちを上げるためにオシャレをするのも良いと思います。
ただそれだけになってしまってはいけません。
自分の内面や人の内面に目を向けることができず表面だけを一生懸命取り繕う。
どんなにメイクが上手でも、どんなに高級品を身に纏っても、整形しまくってみんなが羨むアイドルのような容姿を手に入れても。
魂が美しく磨かれていなければ中身がないつまらない人間になってしまいます。
そのような人に素敵な人が寄ってくることはなく、同じように見た目だけを重視する低レベルな人の集まりになってしまいます。
連れて歩くには良いけど一緒にいてもつまらないし愛はないよ、なんて悲しすぎますよね。
どんなに見た目を取り繕っても、ステータスをチラつかせても本当の意味でのモテにはなりません。
本当の意味で愛され周りから大切にされるためには、色々なことを経験し、色々な人の気持ちのわかる思いやりのある人になる必要があります。
そのためには苦しいことにも自ら向き合い乗り越えていく強さが必要です。
この経験は今世だけではなく来世、来来世の自分のためでもあるのです。