リップスライムの続報来ましたね(とはいえちょっと時間経ちました)。やはりといいますか、仲違いはあったにせよこれまですべてを否定するような事態ではなかったようでほっとしています。ペスのツイートがそんなかんじでした。
で、今日はリップのすばらしいMVについて語りたいのですが。
リップのMVはいつもポップでオシャレなんです(語彙力)。最後に必ず英語一言のっけたワンシーンで終わるのだけど、それがまた粋なんですよね。
そんなリップの素晴らしい数々の傑作。その中から私の最もワクワクしたMV、ひとつだけ記録します。
I・N・Gです。
曲だけでもいいのにさらにテンポの良い映像がつくと何回も見てしまいます。コレほんとよくできてます。
当時これはSONYのVAIOのCMでした(カラバリかわいい)。5人がRIPSLYME×VAIOの絵コンテをもってそれぞれプレゼンしていくという流れ。どれもそれぞれのキャラが生きた案で甲乙つけがたく、実際最後は上手い具合に「Mixing」され全員の案がモリモリ採用されたCMになったよ、というストーリーです。ひとつに選べないよ欲張りにいこうぜというメッセージとも取れるポジティブナンバーになっています。
やはりなんと言っても5人のキャラが活きている。それっぽくプレゼンするPESとRYO-Z(しかもそのあと鎧姿)、女をはべらかすILMARIとSU、「Happening」に巻き込まれるFUMIYA·····5人のそれっぽさに思わずニヤッとしてしまいます。謎の6人目が出てくるのもユーモラス。ところどころでてくる「~ing」がセンス良いのです。意見がまとまらず最終的に「Maicching」な5人がソーキュート。
歌詞のとおりまさに進行形真っ只中な当時のリップのめちゃめちゃいい雰囲気が映像に凝縮されています。
構成のことを言えば、Mixingされた溢れ出るワクワク感のあと、5人が会議室を出るところがこのMVのミソ。プレゼンを終えかしこまって出ていくサラリーマン姿の5人に、今見た映像は私たちが想像したものだったみたいな、楽しい夢からさめたような、そんな不思議な余韻を与えてくれます。このMVが心に残るのは舞台が会議室だからなんです。こういうところがうまいなぁ~~と思いますね。
やっぱリップすごかったわ。良い作品をありがとう。