長野市のHPにひっそりと新交通システム導入検討部会の情報がアップされていました。平成24年度の1年間をかけて新交通システム導入について検討するとのこと。市議会での請願採択を受けた動きだと思うのですが、市長の発言を見るとそれなりに真剣に検討する感じもします。
街づくりの観点から公共交通機関の再構築は重要な課題です。僕も善光寺-長野駅-日赤(ビックハット)を結び長期的には松代まで続く公共交通システムは検討に値する課題だと思います。確かこのブログでも前に指摘しています。善光寺-長野駅-松代を結びさらにはその線上の病院(日赤)やオリンピック施設(ビックハットやさらには南長野運動公園)を結ぶ公共交通機関は観光振興や中心市街地活性化等に必要です。
上記のHP資料を見ると検討課題がかなり具体的で驚きます。調査業務委託仕様書では、LRTを含む新交通システムの検討として、具体的に①屋代-松代-若穂-須坂(旧長電屋代線)(25キロ)、②長野駅-日赤-ビックハット-古戦場-松代-若穂(14キロ)、③長野駅-ビックハット-古戦場-南長野運動公園-篠ノ井駅(13キロ)、④長野駅-中央通り-善光寺(3キロ)、⑤長野駅-エムウェーブ-若穂(8キロ)、の5つがあげられています。
このうち②の一部(長野駅-ビックハット)と④は中心市街地、人口密集地帯、観光地を結ぶためそれなりに費用対効果が高いと思われ、短期的には整備されるべきではないかと思います。道路整備も進んでおり、新規の路面電車向け軌道併設も比較的簡単ではないかと思われます。中期的には②の松代までの路線が優先的に整備されるべきでしょう。長野駅から松代まで4車線道路の整備が完了しており、そこに軌道を併設することはそれほど困難はないと思います。ただし、犀川をどう越えるかという課題は残りますが・・・。これも丹波島橋又は長野大橋を活用すればコストダウンが図れます。個人的には丹波島橋経由の方が人口密集地帯のど真ん中を通ることから費用対効果が高く望ましいと思います。さらには②を篠ノ井駅方面に分岐する形での③の路線も検討に値するものと思います。
1キロ当たりの整備費用が20億円と言われるLRTですが、②と③で計17キロ=340億円です。このうち国の補助金を活用すればたぶん実質負担は半分くらいの170億円になるのではないでしょうか。維持管理コストは無視していますが、それなりに魅力のある政策だと思います。
まだ調査検討段階のようですが、前向きな検討がなされることを期待したいものです。