長野県短大の4年制化が決まり、新県立大学の具体像に向け議論が進められています。長野県のHPにも「新県立大学基本構想(素案)」(以下のアドレス)が掲示され、意見募集が行われています。
具体的には、これまでの県短を継承するというより、国際色が強い経営系の個性ある大学を目指すものとなっています。秋田の新設県立大学で大成功している国際教養大学を手本にしているようです。
個人的には、この方向性はとても正しいものだと思います。その理由としては、以下のようなものです。
①県短の延長線上で学部構成を行っても、将来的なじり貧は目に見えていること。
②国際色が強い経営系の大学は、県内には存在しておらず、県内の他大学との競合が避けられること
③特色あるカリキュラムを打ち出すことで、少子化時代でも生き残りが可能であること
一方、残念ながら、県短の同窓会を中心に新県立大学は県短の延長線上であるべきとの声があり、この基本構想はとても評判が悪いようです。県短の卒業生や現在の県短の職員にとって、全く別の4年制大学が誕生することへの抵抗感は理解できるのですが、新県立大学は、全県民の公共財なのであって、彼らだけのものではありません。県当局は、丁寧な説明を心がける必要はあると思いますが、現在の方向性を堅持してほしいものです。