色んな人の妊娠出産体験談を耳にすることが多くなってきました。
以前、ミニアイちゃんの性別を言い当てた近所のおばあさんは、
半世紀以上前に、私と同じ病院で出産したそうです。
当時は超音波診断装置なんてなかったし、
出産予定日も最後の生理が始まった日からしか予測できなかったので、
ニセ陣痛に惑わされて、夜中に3回も病院に駆け込んだものの、
病院についたとたんに痛みがピタリと収まって、
家に追い返されたという話をしてくれました。
最近あった趣味のクラブの集会でも、出産経験のある人は、
みんな喜んで自分の体験談を私にしようと寄ってきてくれました。
妊娠9か月まで自転車に乗って、毎日買い物に行っていたとか、
出産の前日までフィジオセラピーの現場で肉体労働をしていたとか、
私の周りのスイス人女性には、強者妊婦だった人が多いようです。
妊娠出産ばなしが始まると、私は必ずみんなにこの質問をします。
「麻酔はした?無痛分娩をしようと思った?」
すると、
私の所属するクラブの中で出産時に麻酔をしたのは、
年子の女の子2人を帝王切開で産んだ女性1人だけで、
(1人目が逆子で帝王切開だったので、
翌年の2人目も否応無しに帝王切開だったとのこと)
あとは全員、麻酔無しの自然分娩だったそうです。
まあ、このクラブのメンバーは、
スイス人の中でも割と保守的な皆さんなので、
自然分娩が主流なのは納得できます。
それでも驚いたのが、エステルのケースで、
彼女は3人の子供を産んでいるのですが、
3人とも4000グラムを越える巨大児だったにもかかわらず、
麻酔を使わずに自然分娩をしたというのです。
しかも、
3人とも陣痛が始まってから出産まで5時間以内の安産だったそうです。
エステルはスイス人女性の中では背が高い方(細いけど)で、
ご主人も2メートル近くある大男なので、
自分自身のケースと比較するのは無理があるけれど、
「案ずるより産むが易し」ってことわざは、
なまじ嘘でもないのかもって気がしてきました。