スイスで妊娠出産 -5ページ目

スイスで妊娠出産

異国の地でイサ夫とアイ子が親(Eltern)になっていく記録

臨月に入ってから、
色んな人の妊娠出産体験談を耳にすることが多くなってきました。

以前、ミニアイちゃんの性別を言い当てた近所のおばあさんは、
半世紀以上前に、私と同じ病院で出産したそうです。

当時は超音波診断装置なんてなかったし、
出産予定日も最後の生理が始まった日からしか予測できなかったので、
ニセ陣痛に惑わされて、夜中に3回も病院に駆け込んだものの、
病院についたとたんに痛みがピタリと収まって、
家に追い返されたという話をしてくれました。

最近あった趣味のクラブの集会でも、出産経験のある人は、
みんな喜んで自分の体験談を私にしようと寄ってきてくれました。

妊娠9か月まで自転車に乗って、毎日買い物に行っていたとか、
出産の前日までフィジオセラピーの現場で肉体労働をしていたとか、
私の周りのスイス人女性には、強者妊婦だった人が多いようです。

妊娠出産ばなしが始まると、私は必ずみんなにこの質問をします。

「麻酔はした?無痛分娩をしようと思った?」

すると、
私の所属するクラブの中で出産時に麻酔をしたのは、
年子の女の子2人を帝王切開で産んだ女性1人だけで、
(1人目が逆子で帝王切開だったので、
翌年の2人目も否応無しに帝王切開だったとのこと)
あとは全員、麻酔無しの自然分娩だったそうです。

まあ、このクラブのメンバーは、
スイス人の中でも割と保守的な皆さんなので、
自然分娩が主流なのは納得できます。

それでも驚いたのが、エステルのケースで、
彼女は3人の子供を産んでいるのですが、
3人とも4000グラムを越える巨大児だったにもかかわらず、
麻酔を使わずに自然分娩をしたというのです。

しかも、
3人とも陣痛が始まってから出産まで5時間以内の安産だったそうです。

エステルはスイス人女性の中では背が高い方(細いけど)で、
ご主人も2メートル近くある大男なので、
自分自身のケースと比較するのは無理があるけれど、
「案ずるより産むが易し」ってことわざは、
なまじ嘘でもないのかもって気がしてきました。

にほんブログ村 海外生活ブログ スイス情報へ にほんブログ村 マタニティーブログ 海外出産へ
週末は、
出産ラッシュのため大忙しで延び延びになっていた
アンドレア(担当助産婦)の家庭訪問がありました。

私の前後にも、
別の家庭訪問の予約が入っているとのことだったので、
慌ただしくやってきて、
私の妊娠の経過が順調であることを確認すると、
慌ただしく帰っていきました。

アンドレアは、3月最終の1週間だけで、
4人の出産に立ち会ったそうです。

そして4月の1週目は全く予定が入っていないけれど、
2週目(つまりイースター休暇中)は、
また4人の出産予定があるそうです。

その4人のうちの1人は、もちろん私です。

1か月の間でも、
出産予定の沢山ある週と、
そうでない週があるというのは、
やっぱり月の満ち欠けと関係があるのかもね。

だって、先週の3月27日が新月で、
4月2週目の4月9日が満月なんだもの。

不思議なくらいに、
アンドレアが忙しい時期と重なっているでしょ。

そこで、前回も同じ質問をしたけれど、
「他の妊婦さんと分娩の日が重ならないかしら?」
と、再度私が不安を漏らすと、

「アイ子以外の3人は、2人目もしくは3人目の出産で、
彼女たちは1人目を産んだときも、
陣痛が始まってから出産まで6時間以内の安産だったの。
だから、今回もあっと言う間に終わってしまうはずだから、
全然心配ないわよ!」
と励ましてくれました。

初産で陣痛が始まってから6時間以内に生まれるなんて、
羨ましいなあ....。

今日のアンドレアの家庭訪問は15分ほどで終わってしまいましたが、
先週、「ニセ陣痛」があったことと、
私の出産予定日が近づいていることもあるので、
これからは、うちの近所に用事があるときは、
ちょくちょく顔を出していってくれるそうです。

参照:
助産婦さんの家庭訪問(1回目)
助産婦さんの家庭訪問(2回目)
助産婦さんの家庭訪問(3回目)
助産婦さんの家庭訪問(4回目)

にほんブログ村 海外生活ブログ スイス情報へ にほんブログ村 マタニティーブログ 海外出産へ
実は昨晩、
夕方4時頃から子宮を太い針で刺したような痛みが始まり、
痛みの来る間隔は5分から15分おきと、
不規則ながらも夜8時頃まで続いていたので、
「とうとう陣痛か!?」と思ったのですが、
ある時、何の前触れもなく痛みはピタリと収まってしまいました。

これが「陣痛の練習」っていうものなのね。
結構、焦りました。

先週まで激しく動いていたミニアイちゃんも、
ここのところ、だいぶ鳴りを潜めてきたので、
今日の妊婦検診では、初めて、
Cardiotocography(略してCTG)という検査をしてもらいました。

CTGでは、胎児の心拍と子宮の伸縮の様子から、
本当に陣痛が始まったかを調べることができるそうです。

測定機からはミニアイちゃんの心音が聞こえてくるのですが、
その音がニンテンドーのスーパーマリオが歩くときの効果音に
とてもよく似ているので、
看護婦さんが部屋から出て行くなり、
イサ夫は心音に合わせて、ガッツポーズをしながら、
マリオがピョンコピョンコ飛び跳ねる真似をしはじめました。

私が笑いをこらえながら、
「この部屋には監視カメラがあるかもよ」
と言うと、

イサ夫は急に青ざめて、きちんと椅子に座り直すと、
その部屋に監視カメラらしき物がないか
キョロキョロ見渡していました。

30分に渡って、ミニアイちゃんの心拍と私の子宮の伸縮の数値が、
カシャカシャと長いグラフになって測定機から印刷されてきました。

結果、まだ本当の陣痛は始まっていないそうですが、
もういつ始まってもおかしくないとも言われました。

しかし、それが今晩なのか2週間後なのかは、
ベテラン産婦人科医のドクターボスにも分からないそうです。

陣痛が始まるのを予測するのって、
地震を予知するのくらい難しいのねえ....。

今日の尿検査と血圧測定の結果も良好。
体重は先週より500グラム増えて、51キロ。

何の問題もないので、次回の検診も1週間後です。

そうそう、昨晩の「ニセ陣痛」の間、
痛みに耐えながら私がイサ夫に訴えていたことは、
背中をマッサージして欲しいとか、
飲み物を持ってきて欲しいということでなく、

「入院中に食べるはずのお菓子をまだ用意してなかったわ」
「朝一番でケーキ屋さんまでタルトを買いに行ってくれる?」
「そうだわ、イチゴも買っておけばよかったかも....」

と、病院に持っていくおやつのことばかりでした。

ということで今日は、家に帰ってから、
ココナッツとクルミ入りのチョコレートビスケットと
日持ちのするフルーツケーキを大量に焼いておきました。

これで、おやつの準備は万端よ!

にほんブログ村 海外生活ブログ スイス情報へ にほんブログ村 マタニティーブログ 海外出産へ