スイスで妊娠出産 -17ページ目

スイスで妊娠出産

異国の地でイサ夫とアイ子が親(Eltern)になっていく記録

題名を「犬にも効果のある胎教用音楽」にしようかとも悩んだのですが、
まあ、お暇ならアイ子のおバカ話にお付き合い下さい。

胎教音楽といえば、
大抵の人が「モーツァルト」を思い浮かべるのでしょうけれど、
私が個人的に、胎教に最も適していると信じている音楽は、
ヨーヨー・マのバロック音楽です。

ただのバロック音楽ではなく、
ヨーヨー・マさんがチェロを演奏しているバロック音楽でなくてはなりません。

そして、ヨーヨー・マのただのチェロ演奏ではなく、
彼のバロックでなくてはなりません。

なぜ、こんな風に断言できるかというと、
ヨーヨー・マのバロック音楽をかけると....

....エネルギーが有り余っていて、
常に遊びたがっているうちの犬が、
すぐに眠ってしまうからです。

うちの犬は、花火や雷の音が怖いのですが、
大きな音に怯えて震えている時にも、
ヨーヨー・マのバロックをかけてやると、
数秒でリラックスモードに入ります。

そういう私も、ストレスで体中が緊張しているときに、
ヨーヨー・マのバロックに癒されたりしています。

犬にも母体にもリラックス効果のある音楽だから、
「ヨーヨー・マのバロックは、胎教にも最適であるに違いない」
と、信じて疑わないアイ子です。

「そうかもしれない」と信じてくれた人も、
「そうかなあ」と疑った人も、
是非一度、お試し遊ばせ。

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郵便受けの中に、
ちょっと分厚い封筒が届けられていました。

差出人は、父でした。

「リラックスできるから、胎教用に聞きてごらんなさい」
という短いメモが入っていたので、
どうせモーツァルトかバロック音楽のCDでも送ってきたのだろうと思っていたら、
中身は、小野リサ(ボサノバ歌手)のベストアルバム3枚組でした。

「なーんだ、胎教用とか言ってるけれど、
自分の好きな音楽を送ってきただけじゃない!」
と最初は思っていましたが、
意外や意外、
この小野リサの歌声は、本当にリラックスできるのです。

それにしても、父といい、イサ夫といい、
女よりも男の方が胎教に凝るものなのかしら?

これまでは、
「胎教なんて、自分の好きな音楽を聞いていればいい」
と思っていたのだけど、もう少し選んで聞いてみようかなあ....。

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昨晩の出産準備教室では、
いつものドイツ人の先生が風邪を引いてお休みをしていたため、
代わりの助産婦さんが先生として来てくれました。

この先生は、ベルン出身の年配のスイス人女性で、
とても訛りが強かったので、最初の2-3分位は、
先生が何を言っているのか、さっぱり分かりませんでした。

スイスドイツ語には、だいぶ慣れきたつもりでしたが、
やっぱり山間部の訛りは、特別に難しいと思います。

それでも、スイスドイツ語とはいえ、やっぱりドイツ語。
一度耳が慣れてしまえば、結構大丈夫でした。

専門用語が多いと、
スイスドイツ語でも理解しやすいのだと思います。

日々の生活に頻繁に出てくるような単語だと、
標準ドイツ語とスイスドイツ語で大きな違いが出てくるから、
スイスドイツ語は、日常会話の方が難しいような気がします。

もしかしたら先生は、なるべく標準的なドイツ語を話そうと
少しは気をつけていてくれたのかもしれません。

でもやっぱり、標準ドイツ語とはほど遠いドイツ語でした。

さてさて、
今回のテーマは、母乳育児でした。

まず、生まれてから最初の3週間にすることは、
1. 赤ちゃんが飲みたがったら、いつでも飲ませる。
2. 乳首を近づけても飲みたがらなかったら、無理に飲ませなくてもよい。
3. 夜の授乳を楽にするために、赤ちゃんと一緒の部屋で寝る。
4. 体力を温存するため、寝ながら授乳をする。
5. 哺乳瓶は使わずに、おっぱいだけで飲ませる。
(乳首が傷ついたりして、直接授乳できないときは、
小さなコップに母乳を絞って飲ませるそうです)

その後は、
1. 3時間おきの授乳になるようリズムをつけはじめる。
2. 職場に復帰する予定のある人は、哺乳瓶を導入しはじめる。

ということでした。

スイスでもラレーチェ・リーグという、
世界規模で展開する「母乳育児推進団体」があるそうなのですが、
仕事を持つ女性にとってラレーチェの方針は保守的すぎて、
あまり現実的でないので、
「自分にできる範囲で母乳育児に臨めばいい」
とも、先生は言っていました。

今回の教室の大半は、ディスカッションでした。

まず先生は、母乳育児のメリットとデメリットについて、
みんなに質問しました。

母乳育児のメリットについては、多くの意見が出ましたが、
デメリットについては「母親が体力を消耗する」という以外に、
あまり意見が出ませんでした。

そこで、
「母乳育児をしていると、外出が制限される」
と私が言ったところ、

「えっ!どうして、そう思うの?」
と先生が聞き返すので、

「例えば、おしゃれなレストランに行ったり、
ちょっと遠出をするために電車に乗ったりしたときに、
赤ちゃんがおっぱいを欲しがると、
哺乳瓶ならミルクを簡単にあげられるけど、
おっぱいを飲ませるのは、周りの目が気になるでしょ」
と答えると、

「そんなことないわよ。
おしゃれな高級レストランだろうと、
トラムの中だろうと、街の広場のベンチだろうと、
赤ちゃんがおっぱいを欲しがったら、
いつでもそこで授乳すればいいのよ。
だって、授乳は自然なことなんですもの」
と先生は言いました。

ふーん、そうなんだ。
知らなかった。

そこで、
「そういうときは、やっぱり、布か何かで胸を隠しながら、
授乳した方がいいのでしょうか?」
と質問すると、

「もちろん胸を大きくはだけて、
『みんな見て見て!』とでも言っているかのように、
これ見よがしにするのは変だけど、
普通に授乳するだけなら、別に布で隠す必要もないわよ」
と、先生も他の生徒さんも口々に言っていました。

スイスって、母乳育児に寛容な国なのね。

アメリカでは、外出先で授乳している人を見たことなかったもの。
日本では、どうなのかしら?

知っていそうで、知らないことが、
世の中には、まだまだいっぱいあります。

この楽しい出産準備教室も、来週は最終回。
夫同伴の教室となります。

参照:
出産準備教室(第1回):概要と妊婦ヨガ
出産準備教室(第2回):呼吸法
出産準備教室(第3回):産後の健康管理
出産準備教室(第4回):病院施設の見学
出産準備教室(第5回):夫の役割
出産準備教室(第6回):赤ちゃんのお世話
出産準備教室(第7回):母乳育児
出産準備教室(第8回):子供のいる生活

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