現在のクラスメートの3人中2人は、
父親もしくは母親がドイツ系スイス人です。
だから2人ともスイス国籍も持っています。
ブラジルからの男の子はお父さんがスイス人でブラジルで生まれ育ちました。
イタリアからの女の子はお母さんがスイス人でイタリアで生まれ育ちました。
どちらの子も、幼稚園に行き始めるまでは、
家でいつもドイツ語を話していたそうです。
特にイタリア人の女の子の方は、
お母さんがスイス人なので5歳まではドイツ語の方がイタリア語よりも上手だったと言います。
それなのに、学校に通いはじめたら、
家でもドイツ語を一切話したくなくなってしまったそうです。
このクラスメートたちとおしゃべりをしていると、
とても流暢にドイツ語を話しているように聞こえますが、
動詞は、ほとんど活用しないまま使っていたり、
(例えば、Ich tue schwimmen とか Er tut schlafen というように、
「tun」という動詞だけを活用させるような言い回しをしたりね。
これは、南ドイツから北スイスにかけてみられる方言だそうです。)
冠詞を格(Kasus)によって正確に使い分けられないため、
当然、形容詞の活用も曖昧になっています。
自分の言いたいことは何でも言えるのに、
大学に入学するには、
正確に読んで書くことができないために、
ドイツ語学校で勉強をしているのです。
「家でお父さんやお母さんは、
ドイツ語を勉強するように言わなかったの?」
って聞いたら、
「言われていたけれど、
周りの子たちと違う言語を話すのが嫌だったから、
断固拒否してしまった。」
と2人とも答えていました。
きっと、その子たちのお父さんやお母さんも、
悩んだことなんでしょうけれど、
「外国で自分の母国語を子供に伝えていくのは、
決して簡単なことではないんだ」
と思いました。
ミニアイちゃんが日本語を正確に読めて書けるよう育てるには
イサ夫と私は、相当の努力をしていかなければならないんだろうなあ。