エルクレスト下北沢店 木村佑介です❕
さて、今日はツボについてです
ツボは、正式名を「臑穴(しゅけつ)」といいます。
この臑穴のうち
・経脈の上にあるもの:経穴(けいけつ)
・経脈の上にないもの:奇穴(きけつ)
といいます。
例えばこちらをご覧ください。
左足の内側から
「隠白」「大都」「太白」…
というツボが、線の上に乗っていることが見受けられると思います。
この線のことを、経脈といい、この線の上のツボ達を「経穴」といいます。
人体には、12本の経脈があると考えられており、それぞれに異なったツボを持っています。
電車に例えるのであれば
山手線や、中央線といった路線の上に、例えば新宿といった駅がある感じです。
奇穴は、身体の至る所に散在する形で、症状に対する特攻穴的な役割で用いられます。
例えば、頭が重いような時、あるいは目が疲れた時など、こめかみの部分を押さえませんか?
ここも一つの奇穴が該当します。
(気になる方は是非調べてみてください)
先程、路線と駅の例を出しましたが、各路線には主要な駅がいくつかありますよね?
新宿、渋谷、池袋…といったいくつもの路線がある駅です。
こういった駅は利便性の高いことから多くの人が利用する駅になっています。
そして、ツボにも同じような性格があります。
12本の経脈が身体を走行しているわけですが、その中でも主要な駅となりうるツボというものがあります。
松尾芭蕉が奥の細道で紹介している「足三里」は最も分かりやすい例かと思います。
それぞれの駅に走っている路線が違う、あるいは住んでいる人が違うように、ツボにも性格があります。
その性格を考え、様々な症状、病気の治療を行うのが鍼灸治療なのです!
補足ですが、経脈上の経穴の数はWHOで定められており、現在は361穴となっています。