医は仁術 | 下北沢〜パワープレート!ダイエット!健康!

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エルクレスト下北沢店 木村佑介です❕

さて、小ネタのような話題です



大河ドラマの「仁」の影響で、この言葉は有名になったと思います。

ですが、この言葉の意味、そして由来について知ってる人は少ないと思います。


まず、現代での使われ方ですが
仁愛の徳を施す術
という言われ方をしています。

なんだかわかるような、わからないような言い方ですね。


「仁術」という言葉は、実は中国の思想家の「孟子」にまで遡ります。

仁術とは仁の道を行うこと

という言われ方をしています。

これもなんだか、もやっとする言われ方です。


唐や、宋・明の時代の中国の文章に、このヒントとなる言葉が出てきています。



「医道は古くは仙道と称するなり。もとは活人となす。今世の人、此の義を知らず。つねに富者に心を用い、貧者は忽略にす。此の業は医者の恒情なり。ほとんど仁術に非ざるなり。以て余は論ずるなり。医は乃ち生死の寄る所にして、責任は軽きに非ず。」



少し長くなってしまいましたが、ポイントは以下のような点です。


医は人を活かすことである
医者の中には金持ちにばかり、目を向ける人がいる
医の持つ責任は大きいものだ


これらからわかることは、当時の医者の中には損得ばかりに目を向けて、人を見ない医者が多かったということ。

そして、それらの医者を戒めるために、医とは何かを訴え、そこで「仁術」という言葉が使われたということです。



元々は、このような意味で使われていた事が、回り回って「誰にでも平等に目を向ける、仁愛の心」などのような意味に変化してきたのだと推測されます。



実際、ドラマには悪い医者も出てきてるし、そうゆう意味でもぴったりの言葉だったのかななんて、勝手に考えてます。