HNKラジオ第1「まんまる」は台本無視で進行します(笑)出演後記 | イラストで綴る日常

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こんにちは、イトウエルマです。

 

NHKラジオ第1のお昼のワイド全国生放送番組

「まんまる」に、先週の水曜5月1日に出演しました。

ご聴取くださったみなさま、ありがとうございますラブラブ

 

ということで、放送を振り返ります!

 

 

 

まず3時間半の番組の概略!

「まんまる」はその日の「お便りテーマ」を軸に

4部構成になってます。

 

0時台は地方と中継でつなぐ「そのまちのお昼」

午後1時台はゲストを招いてインタビューする「ひとのわ」

午後2時台「まちのわ」で、地方の話題を中継でつないだり、東京藝大との取り組みの「音の処方箋」

午後3時台「こえのわ」。リスナーさんからのリクエストや投稿を味わう

 

通しで聴くと「お便りテーマ」への理解が深まる、という趣向です。

 

この度の「お便りテーマ」は

「そば、あなたのこだわり」で

当方の出演は午後1時台の「ひとのわ」。

5月8日水曜午後1時55分まで聴取可能です♪

こちら

 

 
以下当方の勝手なイメージだったのですが、
NHKは民放に比較すると折り目正しく
優等生な印象を持ってまして、
きっといろんな意味で敷居の高い組織なのだろうな、
と想像しておりました。

 

 

 

それで、実際にNHKに行ってみたら、全然違った!
想像をいい方に裏切られました。
 
まず、製作陣がびっくりするほどフレンドリードキドキ
 
NHKで当方をお迎えくださったのは
TokyoFMの番組(クロノス、東京TEPPANフライデー)などで
以前よりお世話になっております放送作家の西澤史郎さん。
案内されたのは「まんまる」スタッフのミーティングの場。
いらしたのは、なんと
メインMCの高山哲哉アナ、パートナーMCの金子鈴幸さん、
そしてチーフプロデューサー陣、と錚々たる顔ぶれ!
普通は私みたいなべーべー素人ゲストが
こんな華やかな場に呼んでもらえることはまずないです。
そもそも、局の方とのお顔合わせなんて稀です。
 
そこで軽いご挨拶などあったのですが、
みなさま方が驚くほど腰が低くて親しみやすい態度なのにびっくり!
かつ、さあこれからみんなでゆる山登りしようか、的のびのびムードは
まさに「まんまる」のオンエアみたいな空気感なのでした。
私ごときにこんな風に接してくださらなくても、
と思ったのですが、いきなりおそばトークが始まったので
なんだか調子に乗ってしゃべりまくって(汗)
 
 
ということで、普通の現場ならお目にかかることもない方々と
放送前にお顔合わせするNHKの仕切りに
ものすごくびっくりしたのですけど、
今思えば、あれは「まんまる」を楽しいコンテンツにするために
NHKが必要と判断したステップだったのではないか。
つまり、オンエア前にゲストと直に会ってみて、
本番の展開の材料にしようという責任ある立場の人の考えなのでは。
(穿ち過ぎ!? だって普通は私みたいな凡人ゲストは
放送作家さんに全面おまかせなのがラジオなんですよ!!)
 
3時間半にわたるワイド生放送のうちの貴重な1時間を、
喋りの素人を相手にどう運営するか。
つまらないコンテンツにしてはならないので
生放送に備えて事前に話し合いもして、
ネタも決めて、台本も作って、と準備はある。
だけど、現場はなぜか、苦労して作った台本を嫌うんですよね。
その場で生まれた「生のしゃべり」を欲しがる。
それは素人が最も苦手とするところ汗
 
オンエア直前にスタジオに案内されまして、
改めて高山哲哉アナ、金子鈴幸さんにご挨拶。
そのときの高山アナからの一言に、青ざめた。
 
「台本はナシで行きましょう!」
叫び汗
 
高山アナ自身があのミーティングの場で
初見で私という人間を見切ってどう料理するかを決定、
ブレーン陣と方向性をすり合わせて
オンエアに臨んでいたのだと思う。
 
とにかく、本番生放送での高山アナの切れ味がすごかった!
 
リスナーさんのX(旧twitter)をご紹介しながら、切り込んでくる高山アナ。
それに受け応えていたら、言葉尻から台本にはない新たな展開を繰り出す。
(必死でしたよ! 多分制作サイドも必死だったと思う。
突如、流れになかった情報をアップしないとならないX係さんとか 笑)
 
オンエアで話していたら、それまで気づかなかった
自分の中のおそばへの結論が出たのにはびっくり。
(確かに「ひとのわ」はインタビューコーナーなんです。
生放送の時間の限られた中で、すごいな!)
NHKの凄腕アナウンサーさんのプロデュース力、インタビュー力を目の当たりにし、
台本を離れないと得られないものがあるのをリアルに感じた1時間でした。
 
 
穏やかな声調&雰囲気のまんまで、びしっぱしっと矢を飛ばす高山アナとは対照的に
この日のパートナーMCの金子鈴幸さんは終始抑制的で癒されてました(笑)
高山アナが無双するための布陣には、流動的な状況を理解できるパートナーが必要で、
脚本家で俳優のキャリアを築いてきた金子さんの判断力も実は重要だったことを、
らじるらじる(NHKの放送を聴くアプリ)で聴き返して気が付く。
 
改めて、振り返って聴取できる5月1日の放送回はこちら!
5月8日水曜午後1時55分まで聴取可能です♪
 
 
面白いコンテンツは偶然からは生まれない。
だけど偶発的な要素がないと、面白い展開も出てこないんですよね。
 
「まんまる」の場合、偶発的な要素となるのが、
リスナーさんからのメッセージです。
出演者のテンションが上がるのもリスナーさんからのコメントで、
それを実感したのが今回の出演。
(いやや、嬉しいものですね。ありがたい!)
番組のコンセプト、ラジオの前のみなさんと「つながって、輪になる」の通りだな。
全国の人と同時に気分を共有できて、面白い!
ご興味おありの方、投稿してみては!?
あなたの投稿で、当日のゲストが高山アナにぶっこまれてあわあわしたり
台本を外れた展開が楽しめるかも!!

こちら

 

 

最後に当方からの、リクエスト曲をかけてもらえます。
松山千春さんの「人生(たび)の空から」をお願いしました音譜
ラジオで自分チョイスの曲をかけてもらえるって、こんなに嬉しいのか!
(オンエアよりも興奮しました!!)
 
放送中は必死でしたが、聞き返すと楽しく、
温かな気持ちになれる番組であることを再認識。
これからも楽しみに拝聴します!
 
 
 
緊張のNHK全国生放送も終わって、
今はホッとしながら立ちそば啜ってます。