びっくり!インドの民間療法。下痢の特効薬 | イラストで綴る日常

イラストで綴る日常

お仕事のこと趣味のことよしなしごと

こんにちは、イトウエルマです。

 

風邪がらみなお話が続いてすみません。

風邪の後も10日以上続く頑固な下痢が、

インドの民間療法の知恵、タピオカで治った!

(としか思えない)

今日はそんなお話を。

 

 

風邪(咳&鼻水)の後にまた風邪(胃腸、つまり下痢)

相次ぐ風邪に、自分の労り方をすっかり忘れて、オロオロ。

 

これまで葛根湯でうまいこと防いでいましたが、

今回はうっかりしてました(涙)

 

 

 
殊に、アンコントローラブルな下痢には悩まされました。
日中のみならず夜中も朝方もお手洗いに走る。
緊張しても、走る。
 

 

こんな状況も一週間もすればすっかり治るだろうと
思っていたのですが、下痢は一向によくならず。
(それでも体が腸のお掃除をしたがっているのだから
とことん付き合おう、と大きく構えていたものの)
下痢が止まらなくなって10日を過ぎた頃に、
流石にこれは大変だぞ、と不安になった己。
そんな折に思い出した一冊の本。
「10分でできる南インド料理」
2002年発刊の、インターナショナルスクールの講師で
外交官の奥さんが記した南インドの料理本。

 

料理の作り方も興味深いのですが、
この度思い出したのは、欄外コラム、
「インド版台所の知恵袋」
これが日本人からするとびっくりするような内容ばかり!
 
例えば、
 
「傷口にはターメリックを塗り込むと殺菌されます」
 
「切り傷にコーヒーパウダーを塗り込むと血が止まります」
など。
試すのが怖い!
その他
「りんごのすりおろしを顔に塗ってパックするとシワも怖くない!」
 
「にんじんジュースでがん細胞を溶かす」
 
など、現代に出版するには表現に問題がありそうな
インドの家庭の知恵がぎっしりと詰まっていて、
読み物としても面白い一冊なのでした。
 
今回参考になりそうな知恵袋があったはず。
欄外を見てみると、私の症状に合致しそうなものがありました。
 
「胃腸が極度に緊張すると下痢になります。
ラッシーが効果的で胃腸を鎮静します」
 
ラッシーですか!?
(こういうときに乳製品ってどうなんだろう。
私、インドでラッシーに当たったことがあるし 汗)
 
ラッシー案は今回はやめておきます(笑)
 
他にもインドの知恵があったはず。
さらに読み込むと見つかりました。
 
タピオカです。
 
タピオカキール(パヤサム)というデザートにつけられた説明がそれで、
 
「南インドの人たちは腸の調子を整えてくれるタピオカをたくさん食べる」
 
「お腹の調子が良くない時はタピオカだけでも使って」

 

と、アドバイスが入っていたのでした。

 

タピオカの食べ過ぎで腸にタピオカが詰まって

病院に運ばれる人のニュースなんかを聞きますけど、

……大丈夫なの!?

 

そもそも、世間の常識だとタピオカはただの澱粉で

栄養素は何も残っていない、ということになっています。

 

一方で、我々日本人は風邪を引くと葛湯をいただきます。

本葛粉は体を温めますが、見た目が全く同じな片栗粉は体を冷やす作用があります。

そして本葛粉はサポニンやイソフラボンなど豆科の植物らしい栄養が

何度も晒して取り出された澱粉にもしっかり残されているといいます。

(じゃあ、タピオカにも何某かあるんじゃないの!?)

 

日本だととろみをつける澱粉は葛粉か片栗粉くらいですが、

香港だともっとバリエーションが豊富なようで、

生姜や蓮根などさまざまな植物から澱粉を取り出し

昔は澱粉は家庭で取り出していたそうです

7〜8種ほどから気候や体調に合わせて使い分けているのだとか。

(日本よりもノウハウありそう)

 

殊に生のままだと毒のあるキャッサバ(タピオカの芋)ならば

薬効もそれなりにあっても不思議ではないな、と思ってみる。

(漢方の世界では猛毒こそほんの少量を配合、劇的な効果を出すわけですし)
 
 
と、あれこれ説明をつけていますが、
ほんとにタピオカが効くのか
試してみたくて仕方なかったのでした。
(そういや正露丸が家にあったな、
と思い出したものの、
タピオカが気になって気になって  笑)
 

 

ということで、タピオカ版葛湯を作って、いただいてみました。
(水に浸したタピオカをレンジに入れて練り上げて作ります。
黒糖&生姜入り。体によさそうでしょ!?)
 
結論。
……効果、あったかも。
 
流石に食後の5分後はお手洗いに走ったものの、
その後は突発的なお手洗いはなくなりました。
(下痢症状は続きました)
 
そして翌日。
夜中に目覚めることもなく、ぐっすり眠れ、すっきり目覚めました。
しかし起床後のお手洗いは下痢気味。
それで朝もタピオカ版葛湯。
(牛乳を入れた杏仁風味にしてみました。甘味は甜菜糖)
その後は午前中こそ下痢気味でしたが、
午後からはちゃんとしてきたような気配が!
(腸が回復してきている兆し!!)
 
3日目、朝にタピオカをいただきました。
今度は生姜ミルク&黒糖味。
そしてこの日以降、下痢とはおさらばしました♪
 
朝一番にタピオカを食べただけ。
それを3日続けて、元の生活に戻れました。
(インドの知恵、すごいな!)
 
タピオカが効果を発揮できた理由は
しっかり透明になるまでタピオカに火を通して
温かくしていただいたことがよかったのかな、と思っています。
ベトナムでタピオカ入りあったかぜんざいを食べたときのことを思い出しました。
形の崩れかけたドロドロに煮込まれたタピオカが入っているのを見たときには
なんじゃこりゃ(食欲無くすわ)と思いましたが(食べてみると美味しかったですよ)
今回の件でいろいろ納得しました。
 

 

これで安心して出かけられます。
さあ、立ちそば巡り、行こう!