寒天でフルーツの消費期限を延長! | イラストで綴る日常

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こんにちは、イトウエルマです。

 

いやや、暑いですね。
 
我が家は寒天にハマってます。
喉越しのよさが身上の寒天、
この度ワタクシ、さらなる寒天の魅力を発見しました。
 
それは、
腐りやすい食べ物の消費期限を
大幅に伸ばしてくれる!
というところ。
 
寒天にするとなんでも長持ちするのです。
何しろ固めてしまえば空気に触れないので発酵せず、
作ったときのお味が最後の一口まで保たれる。
 
だからこのところはフルーツをみると固めてます。
お見切り品の果物もぐっと長持ち♪
食べかけですみません(汗)
こちら作って14日後のいちじくの寒天です。
このいちじく、お見切り品で購入しまして、

こうしたお値引きイチジクには往往にしてあることなのですが、

お尻にカビができてました。

そのカビを除いて、一気に4〜5個分を上記の器で固めました。

(セリアで買いました。とても使い勝手がよい!)

作ってから時間が経っている割には
ヘタレていないのがすごい。
ちなみにもうひとつはコーヒー寒天です。
固めるとなんでも美味しくなる(笑)
 
で、こちらはさらに5日経ったイチジクの寒天です。
食べきる前に写真に撮ったのです。
ちなみに白ワイン入りで、砂糖は一切入れていません。
大人の味で酒のつまみにもなる、とダンナに大好評(笑)
お店なら出汁をかけたり、ソースを作ったりと
アレンジするのでしょうね。
 
ということで、お見切りのイチジクの消費期限を
カビさせず、冷蔵庫保存でほぼ20日延長することを
可能にするのが寒天。
すごいでしょ!?
 
 
そんな己が使っているのは棒寒天。
 
え、粉寒天じゃないの、粉寒天の方が簡単でしょ!?
棒寒天はふやかしたり、ほぐしたり、溶かすのも時間がかかるし……。
と、思われたみなさま。
私もそう思っていました。
 
しかし、寒天をせっせと作り続けている寒天ブームの己の結論、
もっとも手軽で、頼り甲斐があるのが、
棒寒天なのです。
 
棒寒天の大きなメリットは3つあります。
 
それは固める力の強さ。
(粉寒天よりも強い)
 
計量がいい加減でOK。
(使いたい分を目分量でぽきっと折るだけ。
分量も計らなくて大丈夫)
 
煮溶かしが目視で確認できる。
(粉寒天は溶けたかどうかがわからないので
沸騰させてしっかり溶かさないと
かたまらない事件が巻き起こります。
棒寒天は溶けた状態が目で見てわかる!)
 
つまり沸騰させずとも、低温の段階で溶けたかどうかがわかる。
ということで、フルーツなどを超高温にさらさずとも固められます。
(フルーツの鮮度が保たれる)
固める力が強いので大きな塊のフルーツでも
しっかり固められるのも嬉しい。
ということで、使い方の幅が圧倒的に広がるのが
棒寒天なのでした。
 
 
 
イトウ流の使い方をお知らせします。
 
まず、寒天を使いたい分だけパキっと折ります。
寒天は一本で500gを固めることができる、とされています。
これはいい加減な煮溶かしで可能な世間のレシピでの分量です。
当方は三分の一本で、300〜350gの液体を固めています。
丁寧に煮溶かすと、このくらいは棒寒天、ちゃんと固めてくれます。
この分量だとゼリーよりやや固いかな、くらいのかたまり具合になります。
(あんみつにつかう寒天はこれよりも固めなので、目的に応じて調節しましょう)
ゼリーくらいのぷるんぷるんにするのならもっと液体が多くても大丈夫。
 
 
尚、当方が使っているのは信州産の棒寒天です。
寒天は信州産が固くかたまるのだとか。
 
 
ここからは具体的な使い方です。
 
寒天をたっぷりの水に浸します。
しっかりふやかすのが大切です。
夏なら15〜30分ほど、冬は1時間は必要でしょうね。
適宜ぬるま湯を用意してもいいですね。
普通のレシピには、寒天の水分を絞る、とあります。
が、絞ると寒天がほぐれてしまうので、
これを絞らず鍋に入れ、鍋の中でほぐします。
(欠片も余すことなく鍋に入れたいケチンボ根性 笑)
それと、水分を多く含んだ寒天の方がほぐれやすいです。
寒天を含んだ分の水で十分ほぐれます。
 
 
寒天の入った鍋に固める液体(水とか、牛乳とか、コーヒーとか、目的に応じて)
鍋に1cm分だけを注ぎます。
これをごく弱火で溶かします。
ふつふついう手前で火を止め、鍋を斜めに傾けて
鍋の底を確認します。
鍋に溶け残りが見えるはずなので、ここで泡立て器でしっかり溶かします。
また火を入れて、少し液体を足し加熱、
ふつふついう手前で火を止めて鍋の底を確認後、
泡立て器でしっかり溶かします。
3回目、残りの液体を足して、泡立て器で混ぜます。
この頃合いで、液体はとろみが出ているはずです。
(とろみが出ていれば寒天がしっかり溶けている)
煮溶けたらあとは好みの濃度で使えばいい!
フルーツをゴロゴロ入れるのなら、
とろみの出ているくらいの寒天が理想です。
フルーツを入れないのなら、
もっと緩くてもキレイに固まります。
 
 
ということで、使い方次第で能力が引き出され、
応用の幅の広がる棒寒天。
プロが棒寒天を好む理由がわかった気がした今年の夏でした。
暑さももう一息!?
寒天で乗り切ります。
 
あとはおそばで身体をクールダウン♪