こんにちは、イトウエルマです。
日々の立ちそばメモ帳から
食べたおそばの紹介をしています。
３１軒目は日本橋に本店のある「よもだそば」。
春のこの時期にしかない「ふきのとう天そば」を
新宿西口２号店でいただきました。
去年はタイミングを逸してしまったので、喜びもひとしお！
とろろもトッピングしましたよ。
よもだそばは自家製麺、天然だしのおつゆを出す
素材にこだわる立ちそば店。
なんと、使用する野菜も国産で、
さらにスペシャルなメニューには
完全無農薬を実践する青森の東北牧場から直送の
珍しい野草や山菜がお目見え。
天ぷらにしてのせてくれます。
すごいでしょ、よもだそば
中でも春一番に東北牧場から届けられるのがふきのとうで、
直送だけあって鮮度は抜群、苦味も爽やか！
なかなか出会えないクオリティーですよ♪
かつてはまだ肌寒い２月末ごろに
よもだそばの看板にふきのとう天が登場したもの。
おそばをいただき、ああ、もうすぐ春がくるのだなあ、としみじみ。
暖かくなって桜も咲き、気づいた頃には、
うどやその他の山菜に切り替わり……と、いうのが
己がよもだそばで味わうの春の暦でした。
それが近年はちょっと変わってきてまして、
桜が咲いてもふきのとう天が登場せず。
やきもきして店員さんに尋ねると
「もう少しで届くと思うのでお待ちください」と言われるように。
（初めは気候変動などが影響しているのかと思いましたが
よもだそばも店舗数が増えたので、
まとまった数量を確保するのが大変なのではないかと←勝手な想像）
そうやって待ちに待ったふきのとう天も、
昨年は己の立ちそば遠征中に販売が始まってしまい
戻ってからはたまった仕事を片付ける羽目に。
そして、さあ終わった、よもだそば、行こう、
という頃にはふきのとう天はなくなっていた（涙）
それはあんたがぐずぐずしているからいかんのだよ、
と言われてしまいそうですが、
以前はゆうに1ヶ月以上は販売していたふきのとう天の
昨年の販売はたったの２週間。
２週間だけの販売だなんて、想像できます！？（号泣）
山菜はであいもの。天然ものゆえのコントロールのきかない
希少なお品であったことに改めて気づかされまして、
今年こそは絶対にいただこう、
機会を逃してはならじと、心に決したのでした。
そうして向かった新宿西口２号店。
ちょうどカレーの仕込み中らしく、芳しいスパイスの香りが
通りにも漂っていた！
よもだそばはインドカレーを出す立ちそば店としても有名です。
久しぶりによもだそばのチキンカレーもいいな。
もしもふきのとう天がなかったらカレーを食べよう。
店頭の立て看板には「ふきのとう天」の文字。
（よし！ あとは券売機をチェック！！）
そして、券売機の「ふきのとう天そば」５５０円には
「売切」の文字もなく、注文が可能！
（券売機を確認するまで気が抜けないのが立ちそばです）
無事に食券も購入しまして、
追加でとろろ１２０円も乗せました。
それが、こちら。
何しろ昨年春からずっと待ちわびたふきのとう天です。
この度の注文には春の訪れの喜びを表してみました。
まず、よもだそばではメニューのほとんどが温そば冷そばか選べるので
冷そばにしてふきのとうが採れる時期の
冷たい空気を表現。（冷そばの追加料金もなし。嬉しい♪）
そして追加のとろろを雪に見立ててみました。
溶けかかった雪の間から覗くおそばが土。
そこから芽を出した、ふきのとう、というのが己の脳内の景色。
（自己満足！？はい、そーです）
見た目は己的に満足でしたが、組み合わせとしてもとてもよかった！
ふきのとう天は個体差あると思いますがこの度入荷のものは
苦味が弱く、根元部分はほっくりしていて、
とても食べやすい。（鮮度がいいのでしょうね）
当然、おそばとの相性も抜群。
殊によもだそばは細麺の田舎蕎麦なので山野の風情も漂い、
冷たいおそばにはわさびが添えられているので
これらを口に含むとふきのとうの採れる山の冷涼な空気が
口いっぱいに広がっていくように思えました。
とろろもいい仕事をしています。
田舎蕎麦ととろろも山里のそば店でよく見られる組み合わせ。
おつゆを麺にまとわせて、シャリシャリとした食感と共に
口中をおそばの風味、おつゆ、とろろでいっぱいにする。
それがつるん、と喉奥に吸い込まれる頃には
また次のおそばを手繰らせて……と、ループが止まらない！
桜も散ってすっかり春うららな東京ですが、
都会にいては味わえない、
凛とした冷涼な空気漂う山里の春の味覚を、
よもだそばでいただき、充実した時間を過ごせました。
今年はまだ販売してる！？
よもだそばのサイト（こちら）を
ご確認の上、どうぞお出かけください！
【よもだそば新宿西口２号店】
東京都新宿区西新宿７−４ー７第一太田ビル１F
７：００〜２３：００