下町の南印料理店が配給する「響け!情熱のムリダンガム」試写会。すごくいい!涙止まんない | イラストで綴る日常

イラストで綴る日常

お仕事のこと趣味のことよしなしごと

こんにちは、イトウエルマです。

 

中国のショッピングサイトで詐偽セラーから不良品を掴まされ、

罠をしかけられたり凄まれたりしながら交渉中です。

おかげで身も心もささくれ立っています。

ドクロDASH!むかっ何なんだ、あのセラーは!むかっ

 

愚痴ってばかりですみません(汗)
 

哀れな私に素敵な招待状がとどきました。キラキラ

手紙「響け!情熱のムリダンガム」キラキラの映画試写会のご案内ですドキドキ

 

この映画については前にもブログでご紹介しましたが、(こちら)

東京の下町で南インド料理店「なんどり」を営む友人夫婦が映画の買い付けに挑戦、

クラファンで資金を集めると目標を大幅に上回る231人から支援が集まり

この度の試写会が実現!(すごい!!)

彼等の活動はメディアも注目してます!

東京新聞 映画ナタリー 映画.com

 

なんどりのミールス、絶品ですよ!

詳しくは

こちら

 

 

それで先日、試写会行ってきました!

 

いやや、圧倒されました!

 

初めは太鼓の伝統楽器のお話と聞いて、

え、地味。

と思いましたが観てみると、いえいえ、

そこは映画エンターテイメントの国の作品。

飽きる事なく130分、めくるめく音の世界に引き込まれ、

ムリダンガムの響きに魅了され、

カーストを乗り越えて新しい世界への扉を開く青年のお話に、

笑ったり泣いたり、心を振り回されまくりました。

 

音楽は「スラムドック$ミリオネア」のラフマーン。

音の使い方がお洒落です〜。

 

音楽センスの素敵さは、例えるなら

ガイ・リッチーの映画やキングスマンみたいな

イギリス的音楽の扱い方というのかな、

シーンとシーンを繋ぐ音のタイミングがカチッと合って

言葉以上に音が説得力を持っている。

それと色んなタイプの音楽や音の要素が

パッチワークみたいに繰り広げられている感じ。

(アメリカの映画は一つの曲がば〜んとメインに来て他の曲がサポートしているイメージ。イギリスは、古い曲、今流行りの曲、ジャンルの違う曲を面白く組み合わせてますよね。そういうところ、カッコいいなあって、思う)

 

 

お話は青年が様々な困難を乗り越えて己の才能を開化させていく成長ストーリー。

底辺のカーストの青年がハイカーストのバラモンの伝統音楽に関わる、

というのは現実ではありえないのかもしれない。

 

だけど、どんなときも芸術家が先入観を取り払う。

音楽や映画、演劇などの、才能が評価の基準となる世界にいる人たちだからこそ、

生まれたときのクラスで運命が決まる理不尽に気づき、疑問を持ち、声を上げられて、

こんなに素敵な形で表現してくれたのだな、と。

(インドにもいろんな方がいらっしゃるんですね)

社会派映画というよりはもっと素直に、楽しく我々を

音の魅力で納得させてくれる映画でした。

 
とてもよかった!

 

一番驚いたのが、試写室を出た後。

 

まず、ムリダンガム

(太鼓。叩き方次第ではこれひとつでドラムみたいに多彩な音を表現できる)

の音に耳を研ぎ澄まして

耳が鋭敏になったのか、
聞こえてくるもの全てが音楽に聞こえるんです。

インドは音階が22もあるそうですね。

そんな彼等が音を作るときには細かさも

我々の単純な音階とは違うでしょうし、

聴く側の耳も今までになかった音の階調を

キャッチできるようになったのか!

と勝手に思ってます(笑)

 

そして、歩きながら涙が止まらない!

何で私泣いてんの?って思いながら

渋谷の人混みを歩いてました。

 

つまり、感動したんです。

試写室出て映画の緊張感から解き放たれて

わ〜〜っと涙が溢れてきたのです。

(映画を観ている間も、まあ泣けるところはありましたが

涙の量が全然ちがってまして、自分でも驚いた!)

 

音に包まれて、音が全部音楽に聞こえて、

主人公の気持ちがよくわかりました。

そして、不思議な体験でした。あれ、なんだったんだろ。

もう一回体験したい!!

 

これだけの作品だったからこそ、下町の南インド料理店「なんどり」も

映画配給に挑んだのか!と納得しました。

(とはいえ、小さなお店がやるには大変な仕事ですよ!!

頑張って欲しい!!!)

 

 

映画の公開は10月1日(土) シアター・イメージフォーラムほか

全国順次公開です。

お楽しみに!

 

 

また、映画公開始まったらじっくり感想書きたい!!

 

 

そして、

こちらもよろしく。