今、ユーミンを聴いて発見した!「78」の秘密 | イラストで綴る日常

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こんにちは、イトウエルマです。


このところユーミンの曲を聴いています。

きっかけはダンナが

「日本の恋と、ユーミンと。」を好んで聴いておりまして。

↓こちら

 

曲順がいいですね!

アルバムの順番が頭に入っていても

ベスト版はまたよく、心地いいです。

 

かつて己はユーミンが好きでした。

ユーミンがやっていた東京FMの

「サウンド(サタデー)アドベンチャー」を欠かさず聴いて

後追いで過去の曲に出合おうとしたり、

新しいアルバムが出るときにはアルバム制作時のこぼれ話などで

曲の裏側にある世界を味わおうとしたり、

当時出ていた全CDアルバム&シングルを網羅 、

歌詞の全貌もわかるようになって、

さらにユーミンの世界にどっぷり浸かっておりました。

(現在のように検索すれば

歌詞が分かるということはありえない、

知りたいものは買う(あるいは借りる)時代でした)

 

しかし、あるときからユーミンを聴かなくなり、

結婚してからはCDは押し入れに入ったまま。

するといつのまにか(ダンナに)処分され(号泣!!)
物理的にも聴けなくなってしまい……
かといって、その頃には
もう一度買い直すほどの情熱はなく……。

 

そんな自分が、この時代にリリースしてされている
ユーミンのベストアルバムに驚いたことはというと、

まず、リマスターしてあった!

それで、かつては聴こえてこなかったような音がちゃんと聴こえる!!

 

たとえば「魔法のくすり」という曲。
正直自分には曲も歌詞も、

他のユーミンの楽曲に比べて
あんまりピンときていなかったのですが、
リマスター版で聴くと

重厚なオーケストラのような様々な楽器の重なりが聞こえ、

レビューの始まるステージの景色が見えてくる。

 

つまり、「魔法のくすり」の背景というのは

魔術めいた怪しい世界ではなく、

マジックショーみたいなコミカルで華やかなステージで

ユーミンが恋のtipを教えてくれる

ショータイムスタイルの

恋愛お悩み相談コーナーなのだと分かる。

 

それで、ついつい聞き直して

在りし時代(60〜70年代!?)にあったであろう

華やかな世界に思いを馳せるのでした。


この、音の厚みのお話ですけど、これはリマスターだけではなく、
音響が変わったというのも大きいかもです。
因みにこれで聴いています。お安いけれど、音の再現性が高いと思う。

 

こんな発見があると、ベストに入っていない
自分の知っている曲のリマスター版が
猛烈に気になってしまうもの。

それで、とうとう
かつて聴いていたアルバムの
リマスター版にも手を出すように。

こうしてどっぷり(懐かしの)ユーミン世界に浸っている私であります。

ところで、「かなしいほどお天気」(1979)というアルバムに、
「78」という曲があるのですが、
当方、この曲がどうして「78」なのかずっと分からずにおりました。

79年のリリースだから年は関係ないだろうし、はて。

それで歌詞の中で気になった
「火のサラマンダー(歌詞では「サラマンデル」)」 
でググる。

ようやく分かりました!

「火のサラマンデル」とはタロットの絵柄にある精霊のこと。
そして78は、タロットの枚数だったのでした。
そういえば歌詞にちゃんとヒントがありましたね。

 

「手にしたタロットは黒いアラベスクの模様」

「精霊を呼ぶ」

「78 絵札はさすらい 78 未来を示す」

ピンポイントでググることにより答えを見つけられる。
いい時代になったものです。

それで、今の時代を謳歌せんと
ユーミンの曲をググっておりましたら
面白いサイトをみつけました。

「空ユミ・アワー」

(空耳アワー同様のコンセプトで

ユーミンの曲の聞き違いを投稿するサイト)

なんと、ユーミンの公式サイトにあります。

「空ユミ・アワー」はこちら

皆さんの聞き違えが可笑し過ぎて
ここ最近ではありえないほどのバカ笑いをしました。
(その笑いっぷりを見たダンナが完全に引いていた)
ダンナもユーミンが好きで
結構レコードを持っていたんですけどね(ダンナはレコード派)

歌詞以上にアレンジや制作背景に注目していたようです。

(男の人の聴き方だなあ)

きっと、

元の歌詞が頭にあって(私は歌ってましたから 笑)

曲全体の世界観や状況がイメージできていないと
「空ユミ・アワー」の可笑しさが

共有できないのかもしれません。

ということで、
ひとりで笑って、

ひとりで立ちそば啜ってます。