こんにちは、イトウエルマです。
アレックス・バナヤン著「サードドア」を読みました。
ひろゆき氏が著書「日本人でいるリスク」の中で
この本のことに触れていて興味をもったからです。
サードドアとは。
著者のバナヤン氏によると、人生には3つのドアがあるそうで、
一つ目は多くの人が並ぶ正面入り口。(王道の方法。ライバルが多い)
二つ目はVIP用(実家が太いとかコネクションがあるなど)
三つ目は自分だけに見つけられる抜け道のドア。
この3つ目のドアについてひろゆき氏の解釈が書かれており、
「僕もサードドアを探し続けている」と言う。
私はabemaTV(ネットでタダで見られるテレビ番組)の
abema prime(アベプラ)を楽しく視聴しております。
毎週水曜日はひろゆき氏が出演。
この番組を見るまではひろゆき氏には、何にでも難癖つけるひねくれ者、
くらいの印象しかなかったのですが
番組にゲスト出演される、うまく回っていない現場でお困りの方々への
ひろゆき氏のアドバイスが冴えていて、毎度驚かされてます。
理想論ではなく現実路線で実現可能な方法を導き出す企画力、発想力。
さすが2chという自由人的サービスを作り上げた人だな、と。
ひろゆき氏も納得する発想方法が読み解かれているサードドア、
読んでみたくなった。
で、「サードドア」の前にひろゆき氏の著書のお話をさせてください。
書籍にはひろゆき氏のサードドア的な考えが散りばめられていて、面白いです。

当方は、ひろゆき氏の著書を3冊、読みました。
ひろゆき氏のキャラクターの3つの違った要素を抽出、
合う層に分けて書かれています。
その、三つのキャラクターとは。
一つ目は人とは違うことを実現する、起業家精神。
二つ目は極力自分が動かないでやり過ごす、ぐーたら精神。
三つ目は小さい投資でお金を得るのを最大化する、損得勘定&投資家精神。
最初に手に取ったのが「日本人でいるリスク」。
自分の人生とはなんだろうか、今のままで大丈夫か!?
と思い始めた人に、思い込みが自分の視野を狭めていることに
気づかせてくれる内容となっています。
サードドアについてひろゆき氏が触れていたのは本書です。
ひろゆき氏のクリエイティブな事業家の一面と発想法が投影されています。
「ラクしてうまくいく生き方」は主に社畜として生きる人に向けた本で、
必要以上に搾取されないようにするための知恵が詰まった一冊でした。
ひろゆき氏のムダなものにはやらない関わらない近づかない、
という省エネ的な発想がメインとなっています。
「税弱な日本人からふんだくるピンハネ国家の不都合な真実」は
国の方針に疑念を持つ人に向けて、いかに日本国が重税国家かを説きまくり、
普通の勤め人が国に騙されないように政治の仕組みを理解しながら
老後の資産を安全に増やす方法が書かれておりました。
政治とお金やお金の流れに興味のある人が楽しめる一冊です。
ひろゆき氏のお金にまつわるライフハックの発想が詰まっています。
自分的には「日本人でいるリスク」がこの中で一番共感を持って読めました。
たくさんの気づきがあるのですが、中でも
「経験から学ぼうとするのは愚か者のすること。歴史から学ぶべき」という
ビジネストークでよく言われる説の、経験を軽視する考えに
警鐘を鳴らすひろゆき氏の意見には唸らされた!

ひろゆき氏はオウム真理教の高学歴な幹部たちを例に出す。
「中途半端に頭が良くて」「自分の中に真偽の判断力がない」から
「絶対的な答えがあると考えがち」で、「他人の歴史」から学ぼうとして
「陰謀論にハマる」危険があると、説くひろゆき氏。
ひろゆき氏はしばしば例外を排除、断言をするので、
極論を振りかざしているように思えるときもあるのですが、
そもそもこの人は日本人である前に宇宙人なので、
断言を始めたときには超俯瞰モードなのだな、と思ってます。
つまり、絶対的な答えはない、経験を軽視してはいけない、
答えは自分でみつけるしかない、ということになるのですが、
まさにそれを実践、トライアンドエラーの連続を記した書が
アメリカで大ベストセラーになった
アレックス・バナヤン著の「サードドア」。
ざっくりとした内容は以下になります。
19歳の大学生がビルゲイツやスピルバーグみたいな大物実業家に
インタビューして本を書きたい、という思いつきを実現するためにやった
失敗の数々を赤裸々に描き記したものが本書。
ある日閃いた思いつきを実現するべく、断られても、めげずにドアを叩き続ける著者。
思いをぶつけ続けることがかえって逆効果だったと後から気づくこともある中、
青年の情熱に応えてくれる実業家もいて、インタビューをするも反省だらけ。
著者自身も失敗から学び、知恵を使って大物に近づいていく。
(近づくだけで、インタビューに至らないことがしばしば)
読み手の人生の方針次第で受け取り方の変わる本だな、と。
ひろゆき氏の半分嘘、と断じる、「歴史に学ぶ賢者」か「経験に学ぶ愚者」か。
自分が歴史派か経験派か、どちらに属するのが相応しいのかかが分かる書だな、と。
もしも「サードドア」を、暇つぶしに読む程度の大学生の青春の経験談、と思われたなら、
その人は1つ目のみんなが並ぶドアか、2つ目のVIPのドアの前にいるということ。
「歴史から学ぶ賢者」のポジションが自分にとって居心地がいい人たちには
「サードドア」はなんのヒントもなくて得られるもののない、読んだ甲斐のない内容と思います。
そして本書を、己が立ち向かうかもしれない戦場を書き記した自分事の戦記と読んだのなら、
サードドアを探しているか、サードドアに憧れを持つ人だと。
「経験から学ぶ愚者」と言われても、そもそもの歴史(前提)に疑問を持ったのなら
自分の納得のいく答えを得るために己の経験や嗅覚を駆使して次の扉を探すしかない。
道なき道を突き進もうとしている人に、匍匐前進、一進一退の泥試合の現実は、
これがリアルだよな、と。ひろゆき氏のリアルも、この道のりだったのでしょう。
バナヤン氏は本書で、等身大の若者らしい失敗談や己の絶望を余す事なく書き記しております。
氏が本書の中で己の優秀さを強調することはあまりないため、
一見、世間を知らない馬鹿な大学生に見えるかもしれません。
しかし行動力とガッツ、土壇場での集中力と発想力はずば抜けています。
(大物経営者とコンタクトを取る際の窓口になってくれた人たちは
若者の気持ちに応えたいだけではなく、
きっかけがあれば彼を組織に引き入れるのを考えていたのではないかな)
バナヤン氏の優秀さは3つの扉を定義できたところにも表れています。
ふわっとしたものの中から人に伝わる真理を見出せる人並外れた力があります。
アメリカにあって日本に足りないのは、小手先の言語化うんぬんを超えた
定義や道理を見出す力。その力を持っているのがバナヤン氏で、
こういう人がアメリカで重宝され、世界をリードする人たちを支えていくのだな、
と本書を読んで思いました。
「サードドア」を読むなんてめんどくせー。
と思う方には、まず噛み砕いて説明するのが得意な
ひろゆき氏の本を読むのをおすすめします。
当方が読んだ、3冊のひろゆき氏の本の中でも、「ラクしてうまくいく生き方」や
「税弱な日本人からふんだくるピンハネ国家の不都合な真実」
がハマる人はおそらく1つ目のドアに並ぶのが向いている人。
「日本人でいるリスク」にピピっとくる人は3つ目のドアを探したい人に向けた本。
よって、「日本人でいるリスク」を読んでみて、
もっとリアルな3つ目のドアの現実に触れたくなったら
「サードドア」を手に取ってもよろしいかと思います。
「サードドア」を読んで刺激を受けた己。
刺激を受けるだけではだめで、行動しないと意味がない、
というのが本書が暗に示しているところでもあります。
何も動いてないけど、怠けているわけじゃないよ。
考えて行動するのも大切だと、バナヤン氏が言ってたし。
と、言い訳しながらおそばを啜ってます(エヘヘ)