前回の投稿からの続きで、エルヴィスとボブ・ディランです。
<ボブ・ディラン エルヴィスにまつわるエピソード>
・エルヴィスはディランが最も早く影響を受けた人物の一人で、子供の頃にラジオで初めて'Hound Dog'を聴いたことが、彼をロックンロールの世界に引き込む決定的な瞬間となった。「初めてエルヴィス・プレスリーの声を聴いた時、私は誰のためにも働かないし、誰も私の上司にはならないと悟った。初めて彼の声を聴いた時は、刑務所から飛び出したような気分だった」
・エルヴィスがカヴァーしたボブ・ディランの曲「Tomorrow Is a Long Time」を”最も大切にしている録音”と語った。エルヴィスは、ディランのアルバムに携わったことがあるチャーリー・マッコイを通じてこの曲に出会った。(補足:チャーリー・マッコイは数々のエルヴィスのセッションで演奏したミュージシャン)
・エルヴィスが亡くなった時「自分の人生を振り返ったんだ。」「自分の子供時代を全部振り返ったんだ。一週間、誰とも話さなかった。」
・エルヴィスへの恩返しとしてトリビュート・アルバムを作ろうとしたが「Lawdy Miss Clawdy」「 Money Honey」「Anyway You Want Me」の3曲だけ録音して、プロジェクトを断念したという話がある。
下に貼ったサイト参照
・The effect Elvis Presley's death had on Bob Dylan (faroutmagazine.co.uk)
・From Elvis Presley to Buddy Holly: 12 records that turned Bob Dylan into an icon - Far Out Magazine
・上に貼ったサイトには書かれていませんが、1972年のマジソン・スクエア・ガーデン公演を、ジョージ・ハリスンと一緒に見に行っています。
☆ TNelvisさんのブログに、エルヴィスとボブ・ディランについてまとめてありますので、ご覧ください。
<エルヴィスがカヴァーしたボブ・ディランの曲>
☆「Tomorrow Is a Long Time(明日は遠く)」
ボブ・ディランが”最も大切にしている録音”
♪ エルヴィス 1966年
この曲を録音したセッションの数か月前に、チャーリー・マッコイが、アルバム『Odetta Sings Dylan』で演奏しており、エルヴィスがこの曲に夢中になったということです。
下に貼ったサイト参照
Elvis sings Bob Dylan songs | Born To Listen
♪ エルヴィスが夢中になったというオデッタのヴァージョン
♪ ボブ・ディラン
ボブ・ディラン自身はこの曲をリリースしていませんでしたが、1971年『Greatest Hits Vol. Ⅱ』に、初めてライヴ・ヴァージョンが収録されました。
1963年 ニューヨーク タウン・ホール公演
エルヴィスがカヴァーしたボブ・ディランの曲は、次回の投稿エルヴィスとボブ・ディラン② に続きます。