先日投稿したHandy Manからの続きで、オーティス・ブラックウェルです。
オーティスは、エルヴィス・プレスリーにたくさん楽曲を提供していて、オーティスのデモがエルヴィスの歌い方に影響を与えたと言われています。
☆「Don’t Be Cruel(冷たくしないで)」(1956年)
エルヴィス
オーティス・ブラックウェル
過去の投稿
☆「Paralyzed(悩まされて)」(1956年)
エルヴィス
オーティス・ブラックウェル【デモ】
☆「All Shook Up(恋にしびれて)」(1957年)
エルヴィス
オーティス・ブラックウェル
この曲が書かれた背景について、以前投稿しています。
☆「Make Me Know It(君の気持ちを教えてね」(1960年)
エルヴィス
オーティス【デモ】
☆映画『Girls!Girls!Girls!(邦題:ガール!ガール!ガール!)』(1962年)より
♪ 「Return To Sender(心の届かぬラヴレター)」
エルヴィス
オーティス・ブラックウェル
・過去の投稿 Return To Sender (心の届かぬラヴレター)♪
♪「We're Coming In Loaded」
エルヴィス
☆「(Such An)Easy Question」(1962年)
エルヴィス
☆映画『It Happend at World’s Fair(邦題:ヤング・ヤング・パレード)』(1963年)より
♪「One Broken Heart For Sale(破れたハートを売り物に)」
エルヴィス
オーティス
☆「Please Don't Drag That String Around(恋のあやつり糸)」(1964年)
エルヴィス
☆「I’m A Roustabout」
映画『Roustabout(邦題:青春カーニバル)』(1964年)の為に作られましたが使用されず、お蔵入りしました。長い年月を経て、2003年のコンピレーション・アルバム『ELVIS 2nd to None』に収録されました。
☆エルヴィスがカヴァーした「Fever」もオーティス・ブラックウェルの曲です。
エルヴィス
オーティス・ブラックウェル
・「Fever」過去の投稿 マイケル・ブーブレ エルヴィス・プレスリーのカヴァー
ところで、エルヴィスとオーティス・ブラックウェルは一度も会うことはありませんでしたが、先日の投稿にアップしたジミー・ヴェルヴェットのインタヴュー記事の中で、ジミーが二人を会わせようとしていたことが分かりました。
ジミーは、エルヴィスが亡くなる3週間前、二人を会わせる相談をエルヴィスの父ヴァーノンに持ち掛けました。その時エルヴィスの調子が悪く、元気になったらという話になりましたが、その後エルヴィスが亡くなり会うことは叶いませんでした・・・。この記事のヴァーノンの言葉によると、エルヴィスはオーティスに会いたがっていたということです。二人が会ったら、どんな会話をしたのでしょうね。会話よりも一緒に歌うのを楽しんだかもしれませんね。
・エルヴィスとジミー・ヴェルヴェット にインタヴュー記事をアップしてあります。
【追加情報3/2/2024】
エルヴィスがカヴァーしたリトル・リチャードの曲にもオーティス・ブラックウェルの曲があります。
♪「Long Tall Sally(のっぽのサリー)」エルヴィスとリトル・リチャード ②
♪「Rip It Up」エルヴィスとリトル・リチャード③
♪「Ready Teddy」エルヴィスとリトル・リチャード④
☆「(Let Me Be Your)Teddy Bear」はオーティスの作曲ではありませんが、この曲のデモを歌うことを頼まれたそうです。
こちらがデモ音源です
そして、エルヴィス
<おまけ>
「Don't Be Cruel(冷たくしないで)」は、当初ブラックウェルの友人のフランキー・ヴァリのグループ、フォー・ラヴァーズ(フォーシーズンズの前身)に贈られました(1956年)
エルヴィスがこの曲をレコーディングしたいと表明したため、フォー・ラヴァーズはこの曲をレコーディングしないように言われたという情報もあれば、ブラックウェルがフォー・ラヴァーズにこの曲をレコーディングしないように要請した(より良い印税契約の為)という情報もあります。
オーティスは、「Don't Be Cruel(冷たくしないで)」と引き換えに、フォー・ラヴァーズに「You're the Apple of My Eye」を贈り、この曲がヒットしました。
エルヴィスが歌ったオーティス・ブラックウェルの曲、他にもありましたら、お知らせください。