前回の投稿からの続きです。
エルヴィスとジャッキー・ウイルソンはお互いをリスペクトする友人関係でしたが、友人になる前のお話です。
<「Don’t Be Cruel (冷たくしないで)」のエピソード>
エルヴィスは、Billy Ward and his Dominoesのメイン・ヴォーカルとして歌うジャッキー・ウイルソンをラス・ヴェガスで見ています。(その時点では、エルヴィスはジャッキー・ウイルソンの名前は知らなかったようです)この時に「Don’t Be Cruel(冷たくしないで)」他、エルヴィスの曲を歌うのを聴いています。
1956年12月『ミリオンダラー・カルテット』セッション(過去の投稿に簡単な説明があります)で、エルヴィスが、ヴェガスで見たジャッキー・ウイルソンの「Don’t Be Cruel (冷たくしないで)」を真似して歌っています。
https://mixdownmag.com.au/features/the-story-of-the-million-dollar-quartet/
☆セッションの音源
Version 1
Version2
特に、”テレフォン”(tel-ee-phoneと発音している)のところを真似しています。みんなが一斉に声を上げるところで、日本語で”そっくり”って言っているように聞こえるのは私だけでしょうか(笑)
エルヴィスは、このセッション(1956年12月)の後、1957年1月に出演した『エド・サリヴァン・ショー』で、「Don’t Be Cruel (冷たくしないで)」を歌っているのですが、下のサイトによると、”テレフォン”のところやエンディングは、セッションで披露していた歌い方をしたのではないかとのことです。みなさんは、どう思われますか?
JW and EP and “Don’t Be Cruel” | Jackie Wilson Lovers (wordpress.com)
まずは、セッションの少し前、1956年10月のエド・サリヴァン・ショー
そして、1957年1月のエド・サリヴァン・ショー
1月の方は、テレフォンのところとエンディング、セッションと同じように思います。この歌い方にハマってたのかもしれませんね。そんなことを想像するのも楽しいです。そして、後に、エルヴィスとジャッキーが友人になるのだなぁと思うと、じわっときます。