前回の投稿からの続きで、エルヴィスとコンウェイ・トゥイッティ
コンウェイ・トゥイッティは、エルヴィスの「Mystery Train(ミステリー・トレイン)」を聴いた後に、ロックン・ロールの曲を書き始め、サン・レコード(エルヴィスが最初に契約したレコード・レーベル)へ。
「Mystery Train」
サン・レコードでコンウェイ(ハロルド・ジェンキンス)が書いて録音した曲は、エルヴィスの真似ということでリリースはされませんでしたが、「Rock House」を、レーベル仲間のロイ・オービソンがリリースしました。
ロイ・オービソン「Rock House」
https://sunrecords.com/artists/conway-twitty/
https://countrymusicnation.com/7-facts-about-conway-twittys-life-career
☆ 『Bye Bye Birdie』とコンウェイ
ミュージカル『Bye Bye Birdie』(映画化2回)は、エルヴィス・プレスリーの徴兵のエピソードを題材にしていてますが、劇中に出てくるシンガーのキャラクターは、エルヴィスだけでなくコンウェイの影響も受けていて、シンガーの名前コンラッド・バーディは、コンウェイ・トゥィッティの言葉遊びでつけた名前だとか。
☆ 「It's Only Make Believe」
前回の投稿でも触れましたが、「It's Only Make Believe」は、エルヴィスに声が似ているため、エルヴィスが仮名で録音したものだと思った人もいたとか。コンウェイ自身もエルヴィスに似せるように歌ったようですね。レコード会社は、コンウェイの顔や経歴を公表していなかったようで、戦略だったのでしょうね。
TWITTY TRIED TO ELVISIZE HIT IN `58 – Chicago Tribune
この曲は、エルヴィスのトリビュート・ソング「The King Is Gone」を歌ったロニー・マクドウェルとのデュエットもあります。ロニー・マクドウェルについては、またの機会に取り上げます。
☆ ザ・ジョーダネアーズ
エルヴィスのバッキング・ヴォーカルを務めていたザ・ジョーダネアーズは、「It's Only Make Believe」 のバッキングもしていたという情報を見かけたのですが、これについて記述しているものがあまりなくて、書こうかどうしようか迷っていたのですが、ジョーダネアーズのサイトにも書かれていたのを見つけました↓
http://www.jordanaires.net/about/us.ht
ジョーダネアーズ単独でも歌ってました↓美しいハーモニーですね。
ジョーダネアーズとコンウェイは、その後も一緒に録音をしています。
コンウェイとロレッタ・リンが、ザ・ジョーダネアーズとミリー・カーカム(エルヴィスのバック・ヴォーカルを務めていました)と一緒に録音している写真がジョーダネアーズのサイトで見られます↓
http://www.jordanaires.net/revise/rev25.htm
☆「Lonely Blue Boy」
コメント頂いて気づいたのですが、「Lonely Blue Boy」もエルヴィス繋がりなので、忘れてはいけませんね。河原の石川五右衛門さん、ありがとうございました。以下、文を引用させて頂きます。
1959年12月~1960年3月にかけて、ビルボードHOT100で6位を記録した、『Lonely Blue Boy』元ネタは、Elvisの『Danny』です。
当初は映画、King Creoleのタイトル・ソング用に録音した曲だったが、お蔵入りとなり、1978年に発売された「ELVIS-A LEGENDARY PERFOMER VOL.3」で、初お披露目された曲。
当時、Conway Twittyが、タイトルと歌詞を変更してリリース、大ヒットとなった。
以前の投稿(ヴィンス・テイラーの「Danny」のカヴァー)で、コンウェイ・トゥイッティの「Lonely Blue Boy」とエルヴィスの「Danny」をアップしています↓そちらもご覧ください。
☆ エルヴィスが歌った曲を取り上げたCDもリリースしています。
最後に、エルヴィスのカヴァーをいくつかアップします。
「Jailhouse Rock(監獄ロック)」
この曲をカヴァーしているミュージシャンは、本当に多いですね。このブログでも、たくさん登場しています。
「Heartbreak Hotel」
「Fever」
「Fever」 については次回に続きます。エルヴィスとオリジナルのヴァージョンはそちらでアップします。