ゲストバンド様の演奏も終わり
まずは、審査員様達より
各出場者へのコメントが
ありました。

ワタクシ達のバンドへの
コメントが始まり、 
「バンド自体はポップROCKな感じなんだけど・・・、

Guitarの彼はメタルやハードロックの方向へ進んだ方が良いんじゃない?」


ん・・・。ワタクシ? 

そーなのか・・・。

そーいう感じに映るのか・・・。

まぁ、取り敢えず

「アリガトウゴザイマス」

と、言っておきました。


優勝したバンドは
全国大会へと進むのですが、

結果はワタクシ達、
無冠に終わりました。

勿論、納得でした。

出場した皆々様、
本当に上手いし
凄かった訳です。

帰りは来てくれた同級生らと
ワイワイ一緒に帰って行ったのですが、
皆と別れ1人になった時、
ワタクシ結構凹んでいる事に
自分自身、
気が付きました・・・。 

やがて、
コンテストが終了して
何日かたった頃、
知らぬ人から、
一本の電話がありました。

「U和 Nシス」の●●と申します。  


そー言えば、
コンテストの本番終了後に
控え室で 

「良かったらウチに出演してみない?」

と、連絡先を交換した
男性の方が1人居た事を
思い出しました。


電話をかけてきてくれた
この方は、その時の
「U和 Nシス」という
ライヴハウスの
ブッキング担当の人でした。


電話の向こうで、何やら
色々と説明して下さっていらっしゃったのですが、

良く理解出来なかったので、
一度お店に遊びに行きます。
と、いう感じで電話を終了し、
その翌週に「U和 Nシス」に
遊びに伺ってみました。


地下へと続く暗い
コンクリートの階段を降りて、
扉を開けました。


ほー!「ライヴハウス」って、
こんな感じなんだぁー。


初めて訪れた非日常空間に

心が静かにトキメキました・・・。



 

 


さぁー!初の会館です!

と、言っても
コンテストで二曲演奏する
だけな訳ですが・・・。


どんな感じだったのかと
言いますと・・・、 

朝から会場入りして、

1コーラス程のリハーサル
を各出場者順番に行なって
各自、昼食みたいな流れでした。 

昼食を食べている間に
当日の「ゲスト・バンド」さん
が会場入りして、

直ぐ様、爆音でリハーサルを始めていました。


このゲストバンドさんが、
『SブラBズ』という、

当時はインディーズで
ジャパメタ系のバンド様で
ありました。 


後に直ぐメジャーデビューを
成し遂げるバンド様だったのですが、 

大変失礼ながら、
当時のワタクシは 
彼らを
存じ上げていなかったので
あります・・・。 

大変失礼しました。


ですが、
学園内の同級生や友人達は
ジャパメタが流行っていた事もあり、 
『SブラBズ』を知っている、
更には愛聴しファンである
という方達が、
結構居たのであります。


その為、その旨を事前に
伝えておいた事で、
ホントに沢山の同級生や
友人達等々が
会場に観に来てくれました。

勿論『SブラBズ』を観たいが為な訳ですが・・・。


そのおかげで、
ワタクシ達が本番を迎えると、
サクラの如く、
と言いますか結果的に
サクラなんですけど、

大いに盛り上げてくれました。 

で、審査員による
審査結果を待つ間、
ゲスト『SブラBズ』様の
演奏です。 

勿論、
会場中が盛り上がっていました。 


改めて、
スゲー人気あるんだぁー!
と、遅ばせながら、
知る事となりました。

後に邦楽ROCK雑誌で頻繁に
目にする機会が訪れ、
納得な感じでした。


『SブラBズ』様の演奏が
終わり
楽屋に戻っていらした際に、
少しお話させて頂いたのですが、
見た目とのギャップも手伝ってか、
とても優しい良い殿方達で
ありました・・・。 

で、いよいよ
審査結果の発表と表彰式を

迎える事となります。


DistortionII世(期間限定)-200909150007000.jpg


やがて、二学期が始まり

次に学園内で
バンド出場のできる行事。

それは、文化祭でした。 

1年生のワタクシ達には
引き続き暗黙のルール的な
何かが有る事を
前回タップリ学んでいるので、

今回、ワタクシ達は
出演希望の申請を最初から
提出しませんでした・・・。

それと、何だか学園内で
ライヴをする事への興味が
ワタクシの中で
だいぶ薄れてきちゃってた
のであります。


○○会館、とか
○○ホール、
みたいな場所で

ヤってみたぁーい!!

そんなアホな事を真剣に
純粋に想い描き始めたのです・・・。


やっぱりアホです・・・。

今考えてもアホです。

身の丈を知らな過ぎるにも
程があります・・・。 


何も知らなかった訳ですな・・・。


まぁ、でも
どのようにしたら良いのか
全くわからなかったので、

当時、地元に在った
楽器屋さん「S堂Rイン」に
誘って頂いた

『EastWest』という
確か、ヤマハが主催する
コンテストに
高校生ながら出させて頂く事となり、 

これがワタクシにとって

初の「○○会館」となりました。

誘って頂いた際に、 
音源審査を通過すれば 
「○○会館」で演奏できるよ!!

と、言われた事で 
即、快諾したのでした。 

無事に音源審査を通過して


「T市文化会館」という所で 
演奏する事になるのでした。