ガンを治すビタミンC
米国では高濃度のビタミンCを静脈注射することが行われています。その目的はひとつは美容のためですが、もうひとつはがん治療のためです。
およそ30年前、ノーベル賞を一人で2度も受賞したライナス・ポーリングが、ビタミンCには抗がん作用があるということを唱えました。しばらくビタミンCはもてはやされましたが、その後いくつかの二重盲検試験で効果が否定され、ビタミンCはがん治療の表舞台から姿を消しました。
しかしその後もビタミンCは、補完代替医療・統合医療を行う人々の間で根強く用いられていました。最近になって、注射すれば効果があることを示唆する報告が相次ぎ、またビタミンCの静注はひそかに注目されつつありました。
今回、米国の知性の最高峰と言ってもよい国立科学アカデミーの機関誌PNASに、「高濃度のビタミンC注射はマウスのがんを抑制する」という論文が出ました 。報告したのは、世界有数の研究機関である米国国立衛生研究所(NIH )の研究者たちです。
研究者らはまず試験管内の実験を行いました。43種のがん細胞と5種の正常細胞を培養し、それにビタミンCを添加しました。ビタミンCが毒性を示せば細胞が死滅します。ビタミンCの濃度を変えながら、細胞がちょうど半分死滅するときのビタミンCの濃度を調べました。
反応は細胞の種類によってまちまちでした。各種のがん細胞のうち4分の3は10mM(ミリモル)以下の濃度で細胞が半分死滅しました。しかし正常細胞に対しては、20mMまで濃度を高めても毒性を示しませんでした。
次に生きたヌードマウスに卵巣がん、すい臓がん、脳腫瘍の3種のがん細胞を移植しました。ヌードマウスは免疫系が不完全なので、移植がんが拒絶されずに増殖します。がんが増殖した後でビタミンCを毎日1~2回注射したところ、その後の増殖を41~53%抑制し、脳腫瘍の転移も完全に抑制しました。
研究者らはそのメカニズムを次のように説明しています。
- 静脈からの注射によりビタミンC(アスコルビン酸:AA)の血中濃度が十分に高まる。
- 高濃度のビタミンCはがんの周辺組織にもがんの内部にも行きわたる。
- ビタミンCはそこで電子を失い、アスコルビン酸ラジカル(アスコルベート・ラジカル)になる。
- アスコルビン酸ラジカルは次々に反応を誘導し、活性酸素のひとつである過酸化水素(H2O2)を生ずる(
- 過酸化水素ががん細胞を攻撃する。
正常細胞が障害を受けないのは、正常細胞には過酸化水素を中和するカタラーゼがあるため。以前の臨床試験で効果がなかったのは、注射でなく経口で投与したので十分に血中濃度が高まらなかったため、ということです。
一般には抗酸化ビタミンとして知られているビタミンCが、がん細胞の中では活性酸素を生み出して抗がん剤として働くというのです。しかも正常細胞には害を与えないというのですから、もしその通りなら理想的な抗がん剤です。
この研究者らは人にビタミンCを100gまで静注し、副作用はなく血中濃度が30mMまで高まることを確認しています。経験に基づいてビタミンC静注を続けてきた人々にとっては、心強いデータです。
調べてみると、米国国立がん研究所、アメリカがん治療センター、トマス・ジェファーソン大学、ワシントン大学、デューク大学 などが、ビタミンC静注単独で、あるいはほかの薬剤と組み合わせて、がん患者に投与する試みを進めています。臨床開発の段階は第1相または第2相で、安全性と初期的な有効性を検討しているところですから、有効性が確かめられるまでには、まだ時間がかかりそうです。
今年順天堂大学でのヒューレン博士を招いての講演会「メガビタミン療法」を聞き 素晴らしいと思いました。
この動きがもっと世間に認知されることを願っています。
カラーのふしぎ
花の色はどうやって様々な色になるのか不思議におもったことはありませんか。
同じ品種でも、育つ土地が変わると色が変わったりします。
花は植物の生殖器です。花粉を媒介してくれる昆虫たちと共生するために進化したものも退化したものもあります。
花の色の2大色素は、「アントシアニン」と「カロテノイド」私たちが食べる植物の色素としても有名です。
この2つの色素の様々な化学構造で色が変わります。
ここを突き詰めていくとまた、私たちの生体と融合していくわけです。
たのしいでしょ
ワクワクしちゃうでしょ
カラーひとつで差別を受けた時代があるなら
カラーひとつで共生できる時代を創り上げる
なんて素敵なんでしょうか
やっぱり仕事が大好き![]()

