木曜日はまた病院でした。
昼前の予約時間で、もちろんその時間前に受付も済ませてたんだけど
診察室の前に座って待ってるのに、どんどん順番が追い抜かされていくのです。
ー番最後の診察に回ちされたんだなぁと心の中で感じ取ったものの
血液検査やCTで、他の病気が発覚したとか、転移が発覚したかもしれない。
編み物持って行っててよかったわ。
診察室前で静かに順番を待ちながら、無心に続きを編み進めていました。
こんにちわ、あるいはこんばんわ。
11時35分の予約だったのに、診察が開始したのは13時過ぎ。
CT結果を見せてもらったら、画像処理されたガン部分が水色に着色されてました。
なんかもうぐうの音も出ないって感じですよね、ハッキリ見せられちゃうと。
ただ、幸いなことに水色部分は右乳房下部、縦方向こぶりなピーマン大のサイズのみで
他に水色でマーキングされた部分はなく、別の部位への転移はなさそうでした。
診断としてはT2のNOつまりは5cm以下の腫瘍で他に転移なし、という結果。
せっかく早期発見できたのだから、さくっと切除しましょうというもの。
念のため、手術の時にわきの下からリンパ節(センチネルリンパ) を一部切除するらしく
それで本当にガンが転移してないかどうかを見極めるらしいのね。
で、切除したがん細胞とリンパ節とを分析して
そこで初めて、がんの再発防止治療に向けての方針が決まるらしいの。
主治医のヒノ先生に言わせると、出来ればホルモン剤治療で済ませたいって。
まあ、抗がん剤治療だと後遺症というか、いろいろ生活に支障が出そうだし
現段階ではそこまで必要ないやろ?(地味に関西弁の先生です)という見解。
ていうか、センチネルリンパを取ってくる時、脇の下を結構切り開くらしくて
(胸が大きいので5cmは開くと言ってました)
その傷も術後痛そうで、大丈夫だろうか?と、ちょっと心配。
術後の痛みが少ないようなら、術後翌日退院もあるらしいけど
私の場合は1週間とか入院になるんじゃなかろうか?とちょっと心配なのです。
まあでも、さんざん診察室前で待たされてたので、もっと悪い知らせだと思ってたし
この前の話だと、全摘もあり得るみたいに言ってたから
断頭台にのぼる気持ちだったんだけどね。
話を冷静に聞きながら、ちょっとほっと出来た自分がいました。
そして転移を見るため、造影剤を入れたCTを撮ったんだけど
肺とか肝臓とか、その他の内蔵部分が綺麗なものだったらしく、転移等は見受けられず
それは意外に大きな収穫?嬉しい知らせ?になりました。
30代~40代まで、喫煙や飲酒がかなりの量だったし
特に喫煙に関してはガラムというインドネシアの強い煙草を愛好してて
実は肺が真っ黒な可能性もあったわけですよ、ここんとこ気管支弱くなってたし。
それに飲酒だって、毎日終電まで飲んで帰宅してたし
ほとんど酔わないので「ざる通り越して、枠です♪」って豪語してたしね?
でも当時の血液検査では、前日飲んでたのにγ-gtpがめっちゃ低くて
飲んでも飲んでも肝硬変とは無縁な感じだったので
私って超健康♪って自負してたんだけど
さすがに乳がんが見つかったとなれば、ちょっと心配になっちゃうよね。
でもでも、結果的には他の場所へのガンは見当たらず、というもので
それが何よりもほっと出来ました。
もちろん前日からずっとそばで支えてくれた彼ぴっぴも、同席なんだけど
このヒノ先生の診察室に入る時、最初から最後まで一緒にいてくれたおかげか
先生はとても親身になって話をしてくれるし、摘出後の処置としての再建について
自身の範疇外の美容的な見解なんだけど、そこも真剣に考えてくれました。
というのも、全摘してシリコンを入れるケースもあるけど、リスクがある件や
自身の脂肪を移動させてくる方法もあるけど、うまく定着しないリスクや
何年かしてその移植した脂肪が劣化してしまうケースもあるとのこと。
まあそういうリスクを聞いちゃうと
そこまで美容を求めずとも『健康に生きる』を目的にする方がいいと思える。
リスクをきちんと説明してくれた上での、見解を述べてもらえると
きちんと自分で考えた上で、納得して決断ができるよね。
結局今の段階では、摘出手術はするけど、再建は保留。
いやむしろ、もうメスはゴメンだから、たぶんやらないと思う。
で、来週になったら、術前検査として最後に、心臓のエコーをやるみたい。
そしてその日に手術日程の最終的な相談して、入院準備に入る予定。
手術は遅くとも3月中旬、早ければ2月下旬、日のいい日がいいよね。
いずれにせよ、彼ぴっぴの引越後の手術になりそうだから
それまでの間にいろいろ準備しないとだわ。
今回、本当に奇跡的に早期発見出来て、さらに転移しにくいガンで
執刀経験豊富な乳腺外科の先生と巡り会えて、さらに親身になってもらえて
現段階では、手術で摘出すれば100%治る要素しかなくて
いつも一緒にいる彼ぴっぴがとても協力的で、しかも全力で支えてくれてて
ガンとはいえ、とても恵まれてるケースなんだと思う。
水曜日はぐるぐるとネガティブなことばかり考えてみたけど
ポジティブ目線で見直してみれば、プラス要素しか見えてこない。
つまりもうこれは『いい流れ』が目の前にあるから、乗るしかないねと
まあそんな感じなんだなって思えたよ。
診察が終わって、またも会社に戻って仕事して、定時上がりしてきたけど
金曜日はお休みしたい、その為に強引に仕事してきたはずなのに
結局は金曜も職場に行く、なんだかんだと仕事はどんどん入ってくる。
これもありがたい話なんだから、無理しない範囲で、でも最善を尽くしたいのです。
そしてこの日(木曜)は仕事終わって帰宅して、ご飯作って彼ぴっぴと一緒に食べました。
これはいつもと変わらない日常。
いつも家でのご飯は私が作るんだけど、乳がん疑惑出てから余計美味しく感じるのは
日々の食事が私達の身体を作ると、再確認と言うか再認識したのもあるのね。
栄養だけじゃなく、作る時の気持ち、食べる時の気持ち
そういうものの積み重ねが身体を作り、人を作るんだと思ったんだよね。
でも出来るだけ、頑張らない範囲で、1日の中で、もしくは数日間の中で
色んな種類の食材から栄養を取りたい。
うちの家系は私以外が何かしら持病があったり、病気にかかったりしてるから
このあたりの食に関するあれこれは、余計に気をつけてたんだけどね。
まあでも、乳がんはストレスが多くの原因らしいし(仕事のストレス凄いしね(笑))
今回ばかりは凹むけど、仕方ないって思うしかないよね。
この程度で、早期発見で、手術で摘出出来る範囲で、良かったと思うしかないと思う。
で、まあちょっとレトルトハンバーグを使いましたが、それ以外は通常営業。