ちかちかとしたフラッシュバックみたいな感覚
傷というかあの日の亀裂は
決して塞がることなく冷え固まっていたみたい
ちくちくとしたアレルギーみたいな感覚
それは何度も剥がしたかさぶたに似て
繰り返し繰り返し‥
決して癒えることはないみたい
忘れてはいけない十字架の重み
背中に咲いた無数の花
冷えた躯と閉じた瞳
水面に沈む月の姿は
決して誰にも触れられない
触れなければ失わない
触れなければ寂しくない
触れなければ・・・
触れなければ?
知らないで済んだ幸せ
知ってしまった不幸
それは永遠と
表裏一体でくるくる巡る
この迷宮は
いったいどこに繋がってるんだろう