投げても
拾われないボール
たまーに拾われるから
投げるてみるけど
拾われないボールを投げ続けるって
滑稽以外の何物でもないよね
拾いたい時にしか
拾わないけど
投げないのであれば
飽きたんだろう
って
そう思うのは
ちょっと間違いだと思う
投げる準備なら
いつでもしてる
ただそれをあなたが
見逃してるだけ
いくつもの
投げられて散らばったボール
ただそれをあなたが
見ようとしないだけ
足元の無数のボールなんて
見たくないですか?
その虚しい姿に
あなたは何を見出しますか?
ボールはね
キャッチボールが出来てはじめて
ボールとして生きられる
死んだように
静かに横たわるだけのボール
拾われないボールを投げ続けるって
滑稽以外の何物でもないけど
同情なら
寂しげなそのボールに
してあげて欲しいと切に願う