年金事務所のテーブルにつきました。 けいちゃんは、
いろんな手続きで、何度も来ていて、ドンと構えています。
このような手続きは、本当なら司法事務所などに依頼
するのが本筋ですが、ピーナ・エベリンには依頼するお金
もありませんので、けいちゃんは通訳として、手続きの
すべてを助けます。事情を理解した事務所の担当のおじさん
は、6枚ほどの書類に私が代筆するのは「ノープロレム」
デシタ。でも、エベリンのプライバシーも複雑で、相当時間が
かかります。
一旦、フィリピンに帰り、向こうで年金が受けれるように
手続きします。フィリピンの銀行では駄目なので、三井
住友銀行に振り込まれ、それを現地で引き出すのです。
さて、担当の方が計算をしました。「旦那さんの年金から
逆算すると、少し金額は減りますが2ヶ月で約¥24万円、
月にして約¥12万円が支給されます」 ピーナエベリンは、
悲鳴にも似た声で「ヒーーッ」と叫んで、デスクの上に
顔をおとし、泣きじゃくりました。
そうです、この金額はフィリピンで住むには、充分すぎる
からです。 私のピーナ嫁も驚いて声がでません。
エベリンの友達キャッシーは事情がわからず、ポカンと
しています。 しばし、すすり泣いたエベリンは、
「ダディー、アリガト」、そして、ピーナ嫁にも
私には分からないイロンゴで「#&X//`*」とお礼を
言いました。
はっと気がつけば、2時間が経っていたのです。

