『花燃ゆ』第10回「躍動!松下村塾」感想 | のぼこの庵

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大河ドラマの史上最高傑作『独眼竜政宗』(1987⇒2014再放送)と近年の最高峰『平清盛』(2012)の感想です。
ついでに『江~姫たちの戦国~』(2011)、『八重の桜』(2013)、『軍師官兵衛』(2014)、『花燃ゆ』(2015)の感想も。
あとは爺放談?

久々に玉木文之進の咆哮を聞いたわ。
松陰までも小さくなっていたのが微笑ましいところです。

今回も歴史は全く動きませんでした。
でもドラマとしては面白い。
ここ、実は大河ドラマにおいてはすごく大事な点なんですね。
くれぐれも、年表をなぞるばかりだった『軍師勘兵衛』の轍を踏まないように願います。

河豚を題材にしたのは山口県のご要望があったのでしょうか?
それもまたよし。

そんなこんなで、
吉田稔麿や伊藤利助など、F4以外の男子も脚光を浴びるようになってきたのは良いことです。
ディズニー映画成功の法則に「すべてのキャラクターが魅力的であること」というのがあるそうです。
くれぐれも、周りの登場人物を貶(おとし)めることで主人公を引き立たせようとして大失敗した『軍師勘兵衛』の轍を踏まないように願います。

松陰の処刑は第17回(4月26日)とのこと。
きら星の如く集まる松下村塾の塾生の中から(『花燃ゆ』における)松陰の後継者を予想するのも楽しみのひとつです。
今のところは伊藤博文なんですが、N○Kが伊藤を英雄視するはずがないので、まだ見ぬ誰かなのかもしれません。

ところで、
松陰が肖像画に似てきましたね。
特殊メイクなんでしょうか?

※吉田稔麿(よしだとしまろ)は幕末の長州藩の活動家。名は栄太郎。久坂玄瑞、高杉晋作とともに松陰門下の三秀と称される。入江九一を入れて松門四天王ともいう。天保12年(1841年)、萩藩に軽卒といわれる十三組中間(大組中間)の吉田清内の嫡子として生まれる。無駄口を利かず謹直重厚な人物であったといわれる。宝蔵院流の槍術と柳生新陰流の剣術を修める。松陰が禁固を命ぜられて実家に戻っていた時に、松下村塾に入門し兵学を究める。文久3年(1863年)6月、高杉晋作の創設した奇兵隊に参加。7月に屠勇隊を創設。8月の朝陽丸事件では烏帽子・直垂姿で船に乗り込み、説得に成功する。またこの年に稔麿と改名した。元治元年(1864年)6月5日の池田屋事件では、吉田も出席していたが一度屯所に戻るために席を外す。しばらくして戻ると新撰組が池田屋の周辺を取り囲んでいたため、奮闘の末に討ち死した。享年24。後年、松下村塾の同門生で後の明治の元勲にもなった品川弥二郎(子爵)が「稔麿が生きていたら総理大臣になっただろう」と語ったとされる。(Wikipediaより)