鱒寿司の歴史は江戸時代にまで遡りますが、料理旅館「源」が国鉄の駅弁として「ますのすし」を販売したのが明治45年(1912年)。
一方、まだ卵とじカツ丼が世に出る前、東京早稲田の食堂「ヨーロッパ軒」がソースカツ丼をメニューに載せたのが大正2年(1913年)。
富山と福井を代表する「食」が、ほぼ同じ時代にデビューしていたとは面白いですね。
あえて両者の共通点を探すとすれば、
・癖になる味。本能に訴える味とでも言うべきでしょうか。
・適度な満腹感。二段、二杯食べたいという人はあまりいないでしょう。
・時代や年代を超えた人気。ただし、食べたことのない人には、決してその秘密がわからないでしょう。
といったところでしょうか。