石舞台古墳夜桜ライトアップ(2024) ─ 飛鳥 令和6年4月4日 ─ | タクヤNote

タクヤNote

元mixi『東大寺』『南都七大寺』コミュニティ管理人で、
現在は古都奈良の歴史文化の紹介、
アメーバピグや、配信アプリ『RIALITY』で知り合った人の
アバターの絵を描くなどの自作イラスト紹介をしています。

今年も桜の季節となりまして、このブログでも桜の花の撮影レポを上げたいと思います。…というか、昨年3月28日に行って4月5日の記事で紹介をしました「石舞台古墳夜桜ライトアップ」に今年も行って来たので、今年も同じ場所での夜桜撮影を記事にします。

 

 

元々、夜桜だけを写真に撮りに行ってブログ記事に上げるってこれまであまりしてなかったのですが、今年は石舞台の夜桜だけはブログに上げようと思っていました。それは昨年のこと、逆光からの撮影では桜が暗く写ってしまいまして、それが心残りだったのです。

 

画像引用:タクヤNote2023年4月5日記事

 

今年はその対策として、撮影機材に新たな武器を用意しました。ストロボのニコン スピードライト SB-910です。これまで「出来るだけ、自然光を活かした写真を撮りたい」と今まで外付けのストロボは使わない方針でやってきたのですが、夜間撮影というより、日中とかで逆光の補正用補助光が必要な時もあり、遠くでも照らせる強力なストロボが要ると思ったのです。スピードライトSB-910はガイドナンバー32、少々離れた被写体でも明るく照らす十分なパワーを持つストロボです。

さらに、広角・標準ズームレンズとしてこれまで愛用して来たシグマ17-50mm f/2.8 DC OS HSM を、同じ明るさのAF-S DS ニッコール 17-55mm f/2.8 IF ED に換えました。シグマのレンズのズームリングが動かなくなって新たな標準ズームレンズが必要になったのと、以前からもっと描写力の高いレンズの方がいいと希望していたこともあったので、これをきっかけにしてシグマから純正のニッコールレンズに換えたのです。

逆光対策に、強力なストロボに明るくて描写力の高いレンズを加え、昨年のリベンジという気持ちで今年も石舞台古墳の夜桜撮影に臨みました。

 

 

今回の夜桜撮影には、いくつも不安要素がありました。まずは桜の開花状況。昨年の石舞台夜桜撮影をしたのは3月28日で、昨年は桜の開花が早くてまだ3月なのにすっかり満開でした。今年も当初は同じくらいの3月30日を予定していたのですが、桜の開花状況が昨年とは全然違っていて…

 

引用:TBS NEWS DIG(2024年3月25日)

 

今年は桜の開花が遅く、3月どころか4月に入っても桜の木はまったく花を付けず、家の近くでも桜の見ごろが全然来るような様子は無かったのです。やもうえず3月30日から4月4日に順延したのですが、それでも家の近くの桜の木もとても花見を満喫出来る開花状況では無く、果たしてまともな夜桜撮影が出来るような開花状況なのか、それが非常に気になっての飛鳥入りでした。

それに天気、実は前日の4月3日は一日雨で、翌日の予報も近畿中部には傘のマークが。雨天の写真撮影は毎回苦労させられるので、果たして天気がどうなるか非常に気がかりでありました。

 

画像引用:BIGLOBEニュース(2024年3月30日)

 

そういういくつかの憂慮を抱えながら、夕方の石舞台古墳へと出掛けました。昨年と同じように近鉄橿原神宮前駅から、バスでまだ明るさの残る午後5時くらいに石舞台古墳に到着となりました。

問題の天候と桜の開花状況は…。

 

 

夜桜撮影をした4月4日は朝から雨は降り止んでいました。どんより曇ってはいたので「もしかしたら降り出すのでは」と心配しながらの飛鳥入りでしたが、まとまった降雨も一日無く雨の中の写真撮影にはならずに済みました。さらに夕刻には西の空から雲が切れ、美しい夕焼け空まで見ることが出来たのです。

また、桜の開花状況ですが、石舞台古墳は見頃に近い桜風景になっていました。奈良の桜の開花宣言は3月31日だったのですが、その後気温の高い日が続いたこともあり、わずか4日でみごとな美しい桜を見る幸運に恵まれました。

 

 

 

とりあえず天候・桜の開花状況を見て安堵した小生は、石舞台ライトアップが始まる午後6時を待ちます。飛鳥の里は暮れてゆき、夕焼けが二上山を赤く浮かび上がらせます。

 

 

午後6時になり、石舞台古墳のライトが点灯。この時点ではまだ明るさが残っているので、さらに陽が暮れてゆくのを待ちます。

 

 

まずは石舞台古墳の東側に回って、夕焼けをシルエットにした古墳石室を撮りました。手前の桜の枝を浮かび上がらせるのに、新たに手に入れたストロボが威力を発揮です。

 

 

 

美しい夕景にシャッターを切った後、本格的な夜桜ライトアップを撮るために、さらに夜闇が深くなるのを待ちます。

ここからはコメント少なめで、ライトアップされた石舞台古墳と夜桜のコラボ写真を紹介していきます。撮影データは感度設定ISO2500、ほぼマニュアルモードでの撮影で、三脚は使わずすべて手持ちです。

まずは昨年も多く撮影した、ライトで照らされている西側からの撮影。

 

 

 

今年は石室の入口方向である南側からも撮りました。

 

 

 

昨年は石室内にもライトが入れられ、夜の石室内の写真もブログに上げましたが、今年は石室内にはライトの点灯はされず、中は真っ暗なままでした。

せっかくなので、新たなストロボで石室内の撮影をしましたが、昨年のようにフィッシュアイレンズは使えませんでした。

 

 

そして、昨年は逆光で苦労した東側からの撮影。そのために強力ストロボを用意して来たのですが…

昨年と同じ撮影ポイントに立ってビックリ!! 実際に撮影した写真をご覧下さい。

 

 

この撮影にストロボはまったく使っていません。昨年は無かった東側からのライティングが今年はされていたのです。

もしかして、鑑賞に来られた方で東側からのライティングを希望された人が多くいて、運営さんがその声に対応していただいたのかも知れません。

 

 

 

今年もお花見は飛鳥の石舞台古墳となりました。数々の幸運が重なって撮影出来たこれらの夜桜写真。ここにお披露目できてとてもよかったというのが感想です。

 

 

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