カメラ機材をバージョンアップしました | タクヤNote

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元mixi『東大寺』『南都七大寺』コミュニティ管理人で、
現在は古都奈良の歴史文化の紹介、
アメーバピグや、配信アプリ『RIALITY』で知り合った人の
アバターの絵を描くなどの自作イラスト紹介をしています。

今年に入りまして、夏ぐらいを中心に奈良に写真を撮りに行くカメラ機材が大きくバージョンアップさせました。今回のブログ記事では、小生が撮影に使うカメラ機材のことを紹介します。

 

まず、三脚です。今回キング A-254S+ONEを愛用の三脚とすることにしました。

 

 

小生がこれまで使っていたのはSLIK 800G-7という三脚だったのですが、これが重量750g、最大積載重量(耐荷重)1㎏という仕様。はっきり言って小型三脚で持ち運びは楽だったのですが、そのかわり長時間露光となるとブレることも。

 

若草山山焼きでの打ち上げ花火 撮影:平成23年1月22日

 

それでもこの三脚を愛用していたのは、やはりずっと担いで歩くのには小型軽量でないとと思っていたからです。しかし、SLIKの三脚のネジが取れやすくなるなどの不具合が生じたのと、今年3月3日にトライした、平城宮跡から超望遠での東大寺二月堂二月堂お水取りのお松明の撮影に完全に失敗したのを機会に「もう少ししっかりした三脚が必要」と、意を決して少し大きめの三脚に換えることにしたのです。

新たな愛用の三脚であるキング A-254S+ONEは重量1.6㎏、最大積載重量(耐荷重)1.5㎏と、いずれもSLIKの三脚の約1.5倍。これで十分と言える程ではありませんが、それでも前よりはずっとしっかりした三脚で、持ち運ぶことを考えればこのあたりが適当と選びました。

 

そして、三脚だけでは無く、カメラやレンズもこの度バージョンアップしました。まず、それまでの機材ですが、2014年11月に小生が持っているカメラ機材をアメンバー記事に書いてまして、それを今回の全体公開記事に再び紹介します。

 

 

●デジタル一眼レフカメラ

ニコン D7000

 

●レンズ

シグマ 17-50mm f2.8 EX DC OS HSM

AFニッコール 35-135mm f3.5-4.5

AFニッコール 180mm f2.8 ED

 

永らくこの3本のレンズで、そして3年前からサムヤン 8mm f3.5 UMC フィッシュアイ CSIIが加わり、1台のデジタル一眼レフカメラと4本の交換レンズが、これまでの機材構成となっていました。

 

 

焦点距離17-180mmをカバーし、フィッシュアイレンズまで加わってあらゆる撮影に対応できると満足していたのですが、これのバージョンアップを考えたのはこのブログの今年の東大寺お水取りお松明の撮影について書いた3月11日のブログ記事であきあきさんからいただいたコメントに、下のようなレスを書いたのです。

 

「自分は望遠レンズを使う頻度はかなり低いのです。そのかわり夜間撮影の割合が多く、f値の高いレンズや好感度のカメラが威力を発揮したりします」

 

このコメントを書いた後で考えてみると、小生の交換レンズの明るさは、シグマの広角-標準ズームの17-50mm f2.8はいい、AFニッコールの180mm f2.8の固定焦点レンズもいい。問題は望遠をカバーするAFニッコール35-135mm。このレンズだけf3.5-4.5と一回り暗いのです。

実際に2015年3月13日に東大寺二月堂お水取りの香水汲み上げの撮影にトライしたのですが、この時は非常に暗い中をこの望遠ズームで撮影することになり、非常に苦労をさせられた苦い記憶もありました。

 

東大寺二月堂お水取り 香水汲み上げ 画像引用:タクヤNote2015年4月6日記事

 

今のニッコール35-135mmに代わる、f値が明るい望遠レンズとしてどれを選ぶか。よく吟味したうえで小生が選んだのは、中古のAF-S ニッコール 70-200mm f2.8 ED VRII です。

 

 

レンズの全長205.5mm、重量1,540g、前の望遠レンズニッコール35-135 f3.5-4.5の仕様を見ると全長109mm、重量680gとありましたから、おおよそ倍のサイズ。2本のレンズを並べて見てもサイズの違いは歴然で、小生の愛用レンズとしては最もでっかい交換レンズとなります。

 

 

大きさだけでは無く価格も、メーカー希望小売価格が34万1千円という非常に高価なレンズ。

最新モデルのAF-Sニッコール 70-200 f2.8 FLが新発売となっていたので、ED VRIIは一つ前の旧モデル。さらに中古で最安値のレンズを選んだので希望小売価格よりはかなりの廉価で購入することが出来ましたが、それでも10万円ほどの出費で小生にとっては人生で一番の高級愛用レンズとなりました。

実はニッコールレンズとしてはこのモデルの他にAI AFニッコール80-200 f2.8 EDという望遠ズームもあり、こちらはAF-S(超音波モーター内蔵)タイプでは無く、メーカー希望小売価格も19万2500円で中古で探せばかなりの廉価で買うことも出来たのです。

 

焦点距離も似通い明るさも同じこのレンズでは無く、なぜ上位のAF-Sニッコール 70-200mm f2.8 ED VRII を選んだかと言いますと、今年の東大寺二月堂お水取りお松明を超望遠レンズでの撮影にトライしたことにあります。

実はこの撮影に当たって、ニコン純正のテレコンバーター TC17EIIを、これも中古で買っていたのです。

 

 

望遠効果を1.7倍にするテレコンバーターですが、実は小生が持っている全てのレンズは、このテレコンバーター非対応だったのです。レンタルの望遠レンズで使うために買ったテレコンバーターでしたが、新たなレンズを選ぶにあたって「せっかくテレコンバーター持っているのだから、それに対応したレンズを選ばないと、せっかく買ったテレコンバーターが宝の持ち腐れになる」と、テレコンバーター非対応のAi AFでは無く、AF-Sのレンズを選ぶことにしました。

これによって、最大340mmの超望遠効果を、f4.8の明るさで手に入れることが出来ました。明るいレンズを求めた今回のバージョンアップでしたが、結果的により長い望遠効果も得られたのです。

 

東大寺 廬舎那大仏 撮影:2020年7月11日 AF-Sニッコール 70-200 f2.8 ED VRII テレコンバーターTC17EII 使用

 

この新たな望遠ズームレンズが手に入ったことでが、35mmフィルムカメラの頃から30年近くも愛用していたAFニッコール 35-135mm f3.5-4.5と、AFニッコール 180mm f2.8 EDの2本の望遠系レンズはお蔵入りさせることにしました。

これからの撮影は広角~標準ズームのシグマ 17-50mm f2.8 EX DC OS HSM、望遠ズームのAF-S ニッコール 70-200mm f2.8 ED VRII、サムヤン 8mm f3.5 UMC フィッシュアイ CSIIの3本のレンズを使うことになります。

 

さらに、カメラも1台買いました。ニコン デジタル一眼 D3100です。

 

 

セカンドカメラを買おうと思ったのは、これまで撮影状況を紹介するのに三脚などに据えたカメラを撮影することもあったのですが、そのような撮影の時には写りの悪いスマートフォンのカメラで撮影するしかありませんでした。せっかくレンズが何本もあるのだし、そのような時にはセカンドカメラを使いたいと思ったのです。

 

撮影:2015年1月24日 画像引用:タクヤNote2015年1月28日記事

 

ニコンD3100は先に発売されたD3000の後継機で、ニコンのデジタル一眼としてはエントリーモデル(安価な初心者用カメラ)という位置付け。セカンドカメラとして買われることが多いタイプ。小生もこれも中古で、1万円で買いたたいて手に入れましたが、普通に使うのには十分に撮影に耐えうる機能を持つカメラだと思います。

数あるエントリーモデルからこの機種を選んだのは、レリーズケーブルMC-DC2が今の愛用機であるニコンD7000と共用出来るなど、同じアクセサリーが使えるところから決めました。

 

ただ、夜間の長時間露光に耐えうるかどうか、D7000とD3100の性能チェックを夜の万博公園に行ってテストして確認したところ下の画像のような結果となりました。左が上位機のD7000、右が初心者用のD3100。

撮影データはどちらの画像もシャッタースピード1/8 絞りf6.3 ISO(ASA)100で、わざと露光不足で撮影しレタッチソフトで同じトーンで補正をしました。

 

 

 

D7000の代用機として大いに期待をしたのですが、このテストではニコンD7000の前の愛機だったフジ FinePix S9000よりははるかに高画質ではあったものの、両機の画質の差が如実に出てしまいました。高いデティールの画像を求めようと思うならば、やはりD7000を使わなければならないようです。

 

何がともあれ2台のカメラを持ったことですし、この機会にダブル・カメラで行こうかと考え、二台のカメラのストラップを2本のチェスト・ストラップで繋ぎ2台ぶらさげられるようにちょっと細工をしてみました。

 

 

何しろ今まで1台のカメラに、カメラバッグから一回ずつ交換レンズを出して付けたり外したりするという手間を掛けていて、それでもたついたことも少なくありません。長さの違う2本のレンズを素早く使えるように、カメラを2台ぶら下げて歩くなんてプロみたいなことをやらしてもらおうかなと思い付いたのです。

 

その思い付きからあれやこれやと手を加え、下の画像のような装備を完成させました。

 

 

アクセサリやスマートフォンを入れるミニバッグやフィッシュアイレンズのケース、ペットボトルフォルダをリュックサックのストラップに金具を使って取り付けたのです。

これを見るとえらく物々しい装備のように見えますが、前は全部一つのカメラバッグに入れて担いでいて、バッグのストラップが肩に喰い込んで毎回苦行のような奈良行きとなってしまっていました。カメラバッグをやめて、分散して担げるように考えたのがこの装備であります。

 

 

6年前にニコンD7000が愛機になって以来の大幅なカメラ機材のグレードアップになりましたが、機材は買い揃えてはおりますが、コロナの影響で行事などが次々と中止になる関係で、8月9月はまったく奈良に行っておらず、これらの装備で写真を撮る機会も今全然ありません。

この装備が十二分に活かせる撮影をやりたくて、今もうずうずしております。

 

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