旅とくらしの玉手箱『フルコト』 ─ 奈良のお店紹介 ─ | タクヤNote

タクヤNote

元mixi『東大寺』『南都七大寺』コミュニティ管理人で、
現在は古都奈良の歴史文化の紹介、
アメーバピグや、配信アプリ『RIALITY』で知り合った人の
アバターの絵を描くなどの自作イラスト紹介をしています。

 

今回は小生となじみがある奈良のお店、『フルコト』を紹介します。

前回の日記で若草山焼きのことを取り上げましたが、平成24(2012)の山焼きを、若草中学校の校門のあたりで撮影したことをお話しました。フルコトというのはその若草中学校の校門のすぐ近く、奈良の佐保にある雑貨・古本のお店です。
http://www.furukoto.org/index.html

小生が初めてフルコトを訪れたのは山焼きの写真を撮った日から一か月ほど経った2月11日のこと。この時はお水取りのお松明に使う竹を京都の京田辺から東大寺まで運ぶ行事『二月堂竹送り』が行われるのと、夜には奈良公園一帯がLEDのイルミネーションで彩られる『なら瑠璃会』がお目当てで奈良入りしたのですが、昼間の竹送りと夜のなら瑠璃会の間の時間を使って訪れました。
東大寺の北西に位置する国宝の転害門より西に進んで、約200メートルほどで若草小学校に向かう路地が右に現れます。そこをまがってすぐに「フルコト」の看板が見えます。

 

 

 

 

 

 


看板に近くにフルコトに至る門があり、そこから小路を通ると奈良の古い町屋の裏につながります。フルコトはこの町屋を改装した二階にあります。

 

 

 

 

 


戸口には上り口がありまして、そこで靴を脱いで急な階段を二階に上がると、フルコトの店はそこにあるのです。

 

 


 

 

 

 

 

 

 

店内写真・アクセス地図 フルコトHPより

 


お店の中は決して広くは無いのですが、他には無いとても不思議な空間となっています。
まるで隠れ家のような、秘密基地のような探さないと見つからないような遊び心のあるお店。フルコトというのは古事記の和訓「ふることつたえ」に由来し、奈良という神代と人代・古代と現代が結びつく現実と非現実とが共存するユニークな雰囲気の中を、奈良らしい古さと雑貨のかわいらしさを交えた商品が並んでいるのです。

このお店は5人のあるじが共同で運営されておられ、交代で店におられます。

  
金田アオイ 生駒アサミ 新井シノブ 砂川ミホコ 上村ヤスコ (敬称略)
http://www.furukoto.org/aruji.html

このフルコトに小生がご縁が生まれたのは、実はあるじのお一人である新井シノブさんとお知り合いになるきっかけがあったのです。そして、そのきっかけというのが前回の日記で書いた、平成24年1月28日の若草山焼きのことだったのです。

 

 

 

 

 


このフルコトからほど近い若草中学校の校門から若草山焼きの写真を撮ろうと思っていた小生は、午後5時代からカメラと三脚をセットして準備をしていました。すると、山焼きが始まる午後6時前くらいになって、小生がカメラを構えている近くにぞろぞろと人が集まって来たのです。
それまでは小生以外に山焼きの絵を捉えようとするカメラマンなどいなかったし、様子から見て連れ合わせて来られている様子だったので、おやっと思いました。それが新井シノブさんと、フルコトのなじみのお客さんの一行だったのです。フルコトでは毎年“若草山焼きツアー”なる企画をされていて、絶景ポイントである若草中学校の校門にお客さんを招待されておられるのです。
そして、そのポイントを自分で見つけた小生とばったりと会ったということだったのです。
この時に新井さんと自己紹介をし合いまして、新井さんからはフルコトのパンフレットを、小生は「自分はmixi東大寺コミュニティの管理人です」と伝えて、新井さんもmixiをされいたのでちょっと驚かれていた様子でした。

 

 

 

 

 


そして「後日お店にお伺いしますね」という話になり、その約束通り2月11日にフルコトを伺ったのです。
その日に店におられたあるじは新井シノブさんでは無かったので、残念ながら一か月ぶりの再会というわけにはいきかせんでした。その時に店におられた上村ヤスコさんに山焼きの夜のことをお話して、新井さんに自分が来たことを伝言していたくようにお願いをしました。

そうして、お水取り、二月堂舞台に大松明が登る3月12日の午後にもう一度フルコトを訪れて、ようやく新井さんとの再会を果たすことが出来ました。
奈良好きの二人らしい、とてもマニアックな知らない人が聞くと何が何だかわからないディープな奈良話をしばらくさせていただきまして、それから商品を選ばせていただきました。
新井さんからどんな商品が希望かを聞かれて、もうすぐホワイトデーが近いので、奥さんにホワイトデーのお返しを買いたいと答えました。小生がキティをブログなどでさんざん出しているように、奥さんはファンシーなかわいらしい物を好むので、そんな奥さん好きなファンシー系の物を探しまして、結果、鹿のアイテムで揃えました。

 

 

 

 

 


鹿をデザインしたハンカチと、鹿のクッキーです。クッキーは壊れないように丁寧に包装していただいたのですが、残念ながら一部折れちゃいました(;_;)

その後も奥さんも一緒に連れて行くなど、新井さんがおられるタイミングを選んでフルコトには何度か寄せていただかせてもらっています。思えばフルコトの若草山焼きツアースポットに、小生が偶然絶景を見つけてそこで山焼きを撮影したところから始まったのが縁となってのことです。
こうやって、奈良に足しげく通わせていて、そこでこのような人とのご縁が少なからずありました。お水取りのお松明見学でたまたま隣におられたハナ萌さんとは、今はアメンバーになっていただいて交流させていただかせておりますし、最近では東大寺四月堂でたまたま一緒になったみのさんから、こちらのブログにコメントをいただいたりしています。

奈良に行って触れるのは、歴史や文化だけで無いということが自分にとっては奈良を訪れる魅力の一つに今はなっています。このような人との出会いはとてもエキサイティングで楽しみな出来事です。


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