『朽ちないサクラ』 | 映画とテラと、時々エレナ

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愛犬テラ(故エレナ)と家族の気ままな暮らしをらくがき程度に書きためるつもりが、最近ではほぼ映画レビューブログと化してます。σ(^_^;


2021.8.22にテラを新たに愛犬として迎えましたので、ブログタイトルを変更しました。



『朽ちないサクラ』
監督:原廣利
出演:杉咲花
      萩原利久
      森田想


森口泉は愛知県警広報広聴課の警察職員として勤務している。
ここでは警察のある不祥事に対する市民からの苦情対応に追われていた。
発端は長岡愛梨という大学生のストーカー被害の相談で、愛梨と両親は安西という男に付き纏われていることを平井中央警察署の生活安全課に相談したが、担当した辺見は安西が犯人であるという確証がないことを理由に、被害届の受理が1週間遅れた。
その理由は、人員が出払っているからだとしていたが、実は所轄署員の慰安旅行があったからだった。
しかし、被害届が受理された2日後に愛梨が安西に殺害された為、警察が初動を間違っていなければ助かった命かもしれないということで、世間の怒りは警察に向いたのだった……


本作は、『孤狼の血』シリーズなどの人気小説の著者・柚月裕子の同名小説を映画化した作品となります。

原作は未読なんですが、是非とも原作を読んでみたくなるような見応えのある作品でしたね。

警察内の隠語で公安のことを“サクラ”と呼ぶことは何かで聞いたことがあったので、どこかで公安が絡んでくるんだろうな〜ってことは分かってたんですが、まさかこんな形で絡んでくるとは!😳

そして、とにかく本作は杉咲花安田顕の演技が素晴らしかった!

ほんの数年前までガキンチョっぽい面影があった杉咲花もすっかり大人の女性になったんだな〜、と今更ながら再認識しました。

原作には『月下のサクラ』という続編小説も刊行されているようなので、こちらも映画化してくれると嬉しいですね。

それにしても、この短期間で『帰ってきたあぶない刑事』に続いて本作と、質の高い監督作を立て続けにぶっ込んできた原廣利監督……覚えておきます。📝