『マダム・ウェブ』
原題:Madame Web
監督:S・J・クラークソン
出演:ダコタ・ジョンソン
シドニー・スウィーニー
セレステ・オコナー
1973年、アマゾンのジャングル。
エゼキエルとコンスタンスは蜘蛛の研究をしていた。
コンスタンスは妊娠中だったが、熱心に蜘蛛の巣を写真に収めるなど、研究意欲にあふれていた。
そんなある日、遂に不思議な能力を持つと言われる希少な蜘蛛を発見したコンスタンスだったが、その瞬間エゼキエルが豹変して仲間に発砲し、彼女も致命傷を負ってしまう。
エゼキエルの狙いはこの蜘蛛を独占することで、蜘蛛の入った瓶を持って逃げてしまう。
瀕死のコンスタンスは、その場に駆け付けた先住民族に助けられるが、出産の直後に命を落とす。
そして2003年、ニューヨーク。
キャシーは救急救命士として毎日忙しく働いていた……
本作は、ソニー・ピクチャーズが展開するSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の4作目にあたる作品で、マダム・ウェブの若き日を描いたマーベル映画としては初のミステリー・サスペンス映画となります。
しかし、観た後の正直な感想としては、何処にもミステリーの要素は無かったのではないか、と。💦
それにもかかわらず、大々的に“ミステリー”と謳っていることこそが最大のミステリーですね。🤣
そして、本作はこれまでのマーベル映画とは異なり、全編見渡しても“殆どアクションシーンがない”ことが特徴です。
そもそもコミックにおけるマダム・ウェブというキャラクターは、スパイダーマンを知能を武器にして補佐する役割で、そういうキャラクターを主人公にした作品を製作すること自体、本国のマーベルファンはビミョーな反応だったとか。😅
本作を最後まで観ると、それでもソニーがわざわざ本作を製作したのか、その意図が垣間見える訳ですが、残念ながら本国では興行的に大失敗、批評家からも酷評の嵐となっています。
それは恐らくミステリー・サスペンスともアクションとも言えない中途半端な出来であることが最大の要因なのではないかと思いますが、個人的にはそれほど悪くはなかったかな、という印象でしたね。(ま、良くもないですが。💦)
ただまぁ言ってしまえば本作の最大のウリはダコタ・ジョンソンの可愛さでしょう。
彼女に興味がないのなら、敢えて観る必要は無いです。💦
私はキライじゃないですが、オススメはしません。
観るか観ないかはあなた次第ってことで。😅