​​​​​どうもこんにちは

本日ケイ素たんシリーズを投稿する予定だったmokichiが体調を崩したという事で

急きょ記事を書くことになったIkuです。

 

ネタに困ったので、タイトルの通り「有機物命名の法則」についてお話ししようと思います。

 

まあ一口に有機物といっても、恐ろしいほどの種類が存在しますので簡単な法則はありませんし、

発見あるいは合成に成功した人が自由につけた名前もあるので、名付け方に法則があるわけでもありません。

 

なので今回は、名前から形を予想できる一部の物質について紹介します。

 

例えばこちら

TNT.png

トリニトロトルエンです。

非常に画像が大きくなってしまいましたが

 

工業化学に分類されている「トルエン」という物質を覚えていますか?

ベンゼンの輪っかにメチル基(CH3)がくっ付いた物質なのですが

よーく見ると「トリニトロ”トルエン”」という事で、↑の画像にもメチル基が潜んでいることがわかると思います。

 

実は昔めぐみんの記事で軽く紹介していたのですが、

”トリ”というのは数字の3を意味しており

  トリ    =  3つの

  ニトロ  =  ニトロ基(NO2)が付いた

  トルエン=  トルエン

という名前なのです。

 

これはトリニトロトルエンと名前が似ている「トリニトロベンゼン」や「トリニトロフェノール」も同じです。

 

他にも同じく爆発物から「ジアゾジノトロフェノール」とか

”アゾ”というのは窒素(N)を、”ジ”は数字で2を表すので

  ジ      =2つの

  アゾ      =窒素と

  ジ      =2つの

  ニトロ     =ニトロ基をもつ

  フェノール =フェノール

となります。

 

ここまで工業編の物質しか登場していないので、生体編に移動しますと

核酸から「ATP」「ADP」「AMP」の3つを一気に紹介します。

「アデニル酸」は別名で「アデノシン一リン酸」とも呼び、↑の3つを見比べっればわかる通り

リン酸(Pの数でも可)の数がそれぞれの名前に現れています。

 

アルファベット3文字の略称はそれぞれ

A     = アデノシン

M、D、T = Mono(モノ、1)、Di(ジ、2)、Tri(トリ、3)

P     = リン酸

の三種類を表しています。

 

数字の意味の単語は聞きなれないかもしれませんが、

1を意味する”モノ”はとても身近なところにあります。

 

”モノ”レール

 

電車の上か下に一本だけレールが通っているあの乗り物です。

 

  モノ   = 1本の

  レール = レール

と、そんな名前になっているのです。

 

 

という事で有機化合物の命名に関する話でした。

 

「数字を表す言葉」と「官能基の名前」

この二種類を混ぜるだけでも、物質の名前が出来上がるのです。

 

もし次回があったら、もう少し詳しく「パラジクロロベンゼン」などについて話そうかなと考えています。

 

では、またいつか!

 

どうも、特に凝った挨拶が思いつかなかったサイエンス中野(炭素)です。

 

今回はアミノ酸を探せ!!の2週目ということで、サイエンス中野(炭素)とキダが担当します。

本来は二人で記事を書くのですが、諸事情により今回私が記事を書かせていただきます。

もちろん、発見編はそれぞれで書く予定なので、キダの記事も楽しみにしていてくださいね(*^▽^*)

 

では早速、アミノ酸を並べます。

さて、二人はどのアミノ酸を引くのででょうか。

 

 

 

二人がカードを選んで、いっせーので……

 

 

ドン!!

 

決まりました!

 

サイエンス中野(炭素)が探すアミノ酸はイソロイシン

 

キダが探すアミノ酸はグリシンに決定いたしました!!

 

カードの解説文によると、イソロイシンは運動後に接種するといいみたいです。なので、スポーツドリンクあたりを探してみようと思います。

 

 

一方キダは、早速グリシンが入ってそうな商品を早くも発見したとか、していないだとか。

 

 

果たして、二人は目的のアミノ酸を発見できるのでしょうか!?

 

乞うご期待!!!

 

 

第八話 プロリン -21世紀の究極の触媒-

 

どうも、移動費で今月の小遣いを全て溶かす羽目になったサイエンス中野(炭素)です()

ところで、皆さんは「身近なアミノ酸を探せ!!Iku発見編~」を見たでしょうか(https://ameblo.jp/elementcreators/entry-12324425486.html)Ikuはプロリンについて「触媒」になる性質を記事に取り上げていました。今回はもう少しだけ掘り下げてみようと思います。

まず、プロリンについて短い話を一つ。

これがプロリンです。アミノ酸に分類される物質です。ちなみにアミノ酸とは、アミノ基(NH2)カルボキシル基(COOH)をもつ物質です。ここで、プロリンの構造式を見てください。プロリンにアミノ基はありますか。そう、プロリンはアミノ基を持っていません。代わりにイミノ基(NH)があります。正確にはこの物質はイミノ酸です。でも、水中ではカルボキシル基の水素イオンが離れマイナスの電気を帯びます(COO)。取れた水素イオンはイミノ基に付きプラスの電気を帯びます(NH2)普通のアミノ酸ではアミノ酸に水素イオンが付いてプラスの電気を帯びます(NH3)このように場所によってプラスとマイナスの両方の電気を帯びている物質を双性イオンといいます。

さて、本題に入りましょうか。このプロリンは「触媒」に使えるという話でした。例えば、アルドール反応という化学反応があります。この反応は、原理や応用性から「有機化学の基本中の基本」と呼ばれるような反応です。文字数上の都合で反応の原理を省略しますが、この反応を何の工夫も無しに行うと生成する物質には4つの異性体ができます。この反応は勝手に起こるわけではなく、なんらかの触媒が必要です。

この触媒にプロリンを使うと、様々ないいことがあります。

例えば、反応の促進だけではなく異性体の選択もできます。かみ砕くと、決まった形の物質のみを生成させることができます。そして、その収率や選択性は完璧に近いといいます。

プロリンを使う利点はそれだけではありません。プロリンを触媒に使う場合、操作が恐ろしく単純で安全になります。合成する物質と少量のプロリンを水中でかき混ぜるだけです。しかも、プロリンを使えばコストは極めて安価有害な廃棄物も出ません。

プロリンの触媒の応用は瞬く間に広がり、今もなお研究されています。ちなみに、プロリンはアルドール反応だけではなくマイケル反応やマンニッヒ反応という化学反応の触媒に利用できることが知られています。興味のある方はぜひ調べてみてはどうでしょうか。