先週の週末も子供たちをを連れてイスタナガーデンへ。
最近ではマリリンではなくエレンがチアーの練習をしています。
天気がよかったので、インドネシア領事館の裏手に建っている
バライザハラは王室の謁見所として1858年に建てられました。
同時期に隣接した土地にサルタンの姉君(ウンクザハラ)の
宮殿イスタナザハラも造営されましたが現存はしてません。
過去には英語学校や宗教学校として使われていたこの建物。
ジョホール日本人学校の候補地を探していた頃にも、
サルタンから「使ってもいいよ」とオファーを受けたことが
実はあるんです(笑)。
もっとも。竹下のおいちゃんの話では「修復にエライ金額が
必要だ」ってことでそのままお流れになったそうですけどね。
当地では有名なウェディング・フォトの撮影場所でもあります。
紋章入りの車寄せだって立派なものです。
丘の上に建っているので、こちら側からは一階は半地下。
二階の床はボロボロで、屋根からは雨漏りがするかららしい。
古い建物を見るのが大好きな私には涙が出るような光景です。
立派な建物だけに現在の境遇が大変惜しまれます。
NSTによれば修復をするのにRM10ミリオンが必要らしい。
5年くらい前でしょうか。某大学のユネスコ世界遺産研究所の
人たちが当地を訪問時に、バライザハラの修復にも関わるって
聞いたんですが。あの話はどうなったんでせうか?
ランチョンに上司だけ招かれたからって僻んでいるんわけじゃ
なくて、蚊帳の外だったんでその後の経過をぜひ知りたい次第。
ライライと散策中に見つけたキャノン・ボール・ツリー。
花はなかなか美しいのですが。風が吹くとバサッと落ちます。
椿と同じで武士には好ましくない花かもしれませぬ。