マキシマム ザ ホルモン “MASTER OF TERRITORY~俺たちにマスはある!” | ブログ

マキシマム ザ ホルモン “MASTER OF TERRITORY~俺たちにマスはある!”
2012年03月24日(土)
OPEN 18:00 / START 19:00
SHIBUYA-AX


  $ダーインスレイヴ(Dainsleif)


2011年3月に発売され9月には廃盤となったマキシマム ザ ホルモンのシングル「グレイテスト・ザ・ヒッツ 2011~2011」に封入されていた謎の応募券。

この応募券の使い方、そして商品が発表されたのが2011年10月。


【A賞】「MASTER OF TERRITORY~俺たちにマスはある!~」
お客さんが自分たちのスペースをしっかり確保できる前代未聞の企画ライブ

【B賞】『グレイテスト・ザ・お泊り会~お触りナシ~』
メンバーがファンの家にお泊まり

【C賞】マキシマムザ亮君シルバーリング

【D賞】ホルモン静電気除去キーホルダー

【E賞】石(謎の石が当たります。これ以上は今は秘密。)

詳しくはコチラ



いちばん魅力的であった【A賞】「MASTER OF TERRITORY~俺たちにマスはある!~」に応募。

「マス(集団)によるマス目上でのマスターベーション的自己満ライブ観戦!前代未聞!新感覚!前マス席指定!」と銘打たれたこのライブ。

SHIBUYA-AXのフロアが、マスエリア、ガヤピープルエリア、カオスエリア、ペアエリア、2階はおかあさんといっしょエリアにそれぞれ分かれており、カオスエリア以外には全てに番号がふってあり、希望のエリアの希望のマス番号に応募し、誰とも被らなければ即当選、被ってしまったら抽選という、リザーブ方式の応募方法。

そして、落選者の中から70名が補欠エリアに招待される救済策も。

そしてそして、マスの中には「辱め強制指令」が仕掛けられたトラップシートもあるとかないとか。

詳しくはコチラ



これまでも過去に様々な無料企画ライブを行っているマキシマム ザ ホルモン。

■「地獄絵図 デブVSホルモン~上原デブちゃうやん!~」(参加条件:体重70kg以上の男性限定 チケット代:1円)
■「地獄絵図Ⅱ~すっぴんメス豚まゆ毛ないやん!~」(参加条件:ノーメイクでこれる勇気ある女子 チケット代:タンポン1本)
■「地獄絵図Ⅲ ガリガリ君 VS ホルモン ~骨ぶつかって痛いやん!~」(参加条件:体重55kg以下の男性限定・ライブ中は必ず上半身裸になる チケット代:1円)
■「地獄絵図Ⅳ ジジババ VS ホルモン ~ジジババだってモッシュしたいやん!~」(参加条件:開催当日満30才以上の男女限定 チケット代:「すあま」1個)
■「ホルモンVSノッポさん~ホルモンは一切飛び出ません!~」(参加条件:3Dメガネ着用・男子身長178cm以上・女子身長168cm以上 チケット代:自慢の工作)
■「ホルモンVSおチビちゃん~あんた牛乳飲みなはれ!~」(参加条件:男(身長160cm以下)/女(身長153cm以下)のおチビちゃん・ライブ中におしゃぶりを必ずする チケット代:入場時に牛乳(500ml)いっき飲み)
■「ホルモンVSジジババ~ジジババだってもっとモッシュしたいやん!~」(参加条件:35歳以上のジジババ チケット代:図書券(上限なし、気持ちの限り))
■「地獄絵図SPニンニク地獄~えー!?ニンニク喰わされたあげくダウンジャケットも!?~」(参加条件: 16歳以上の男女・長袖ダウンジャケット着用 チケット代:生ニンニク一粒・入場時に生ニンニク一粒を噛んで食す)
■「ホルモンVS V系バンギャ~白昼夢ニ乱レ咲ク破羅屁鼓ノ調ベ~」(参加条件:V系のバンギャ(ギャ男含む)、また、それが一目でわかるファッション&メイクで来る チケット代:お米、気持ちのほど)
■「ホルモンVS恐怖!コスプレ集団~アニヲタだってモッシュしたいだっちゃ☆~」(参加条件:アニメ系などのコスプレをして来る チケット代:お薦めの漫画(一冊から))
■「ホルモンVSフルフェイス軍団~夏だ一番!ボンバーマン祭り~」(参加条件:フルフェイスヘルメット着用のままライブを見る チケット代:黒烏龍茶(一本から))
■「ホルモンVS顔面ストッキング~僕たち今日から変態家族~」(参加条件:1足のストッキングを2人ペアで顔面に被ってライブを観る、脱げたり破けたら退場 チケット代:全国共通すし券、気持ちのほど)

  



Webエントリーを済ませ、顔写真を添付したメールを送信し、今年の1月に結果が発表され、見事当選。

当選したのは23番。

  $ダーインスレイヴ(Dainsleif)


3月24日当日、15時から18時30分の間に受け付けを済ませ、開場は18時。18時40分時点で着マスされていないマスは欠席とみなされる。

16時半過ぎに会場に到着し、受け付けを済ませ、顔写真入りの入場パスを受け取った。

  $ダーインスレイヴ(Dainsleif)


その後、グッズの列に並び、今回のMASTER OF TERRITORY限定Tシャツを購入。

  $ダーインスレイヴ(Dainsleif)

  $ダーインスレイヴ(Dainsleif)


18時過ぎに入場し、23番に着マス。

マスは思ったより大きく、約1メートル四方。

周りのマスの人とはぎこちない感じで「どうも」といった感じのアイコンタクト。

既に「これが噂のトラップシートか・・・(苦笑)」と思われるマスにいる方々が何人か見受けられ、自分のマスにはトラップは無く安堵。

トラップシートに仕掛けられた「辱め強制指令」は、白鳥・大根・バナナの着ぐるみ、8個の風船が付いたが電飾バルーン付きヘッドギア、アクティブスイング(健康器具)、ペアで顔面ストッキングなどであった。

トラップシートのマスに新たな着マス者が来る度、拍手と歓声で盛り上がっていた。

会場内の2つのスクリーンにはスペースシャワーTV「モンスターロック」内で放送された「ENON TV」が流れていた。

ペアエリアの後ろ最後方は障子で区切られた補欠エリアとなっていた。



時刻は19時を回り、まずは前説。そして欠席マスを埋めるための抽選会。MCは同じ事務所VAPのバンド花団からカズ(vo)と潤八(b)、巨乳まんだら帝国の教祖(vo)。

補欠エリアから最前列の欠席マスに成り上がる者もいれば、お母さんといっしょエリアやペアエリアの相方が欠席の為、知らないお母さんの隣になったり、新たな恋の予感を思わす複雑な者もいた。

そして、新たなトラップシートが発表。ホームページ上では例として挙げられていたドクター中松のスーパーピョンピョンシューズ。マスの中にmm単位の小さなドクター中松シールが貼ってあるマスが対象とのことで、必死に探し、2つのマスに該当。

選ばれなかった補欠エリアの人たちには障子の好きな位置に1つだけ指で穴を空けていいことが許可された。



全てのマスが埋まり、20時近くになり暗転。MASTER OF TERRITORYのOP映像が流れ、いつもの登場SEが流れ、そしてステージの白幕に映し出された映像は、今回のCDシングル「グレイテスト・ザ・ヒッツ 2011~2011」に収録されている曲 “maximum the hormone”の発表の一番最初の元となった映像、J-POPを皮肉った、ファ○モンとは真反対にいるマキシマム ザ ホルモン「小さな君の手」のビデオが流れた。

  


そのまま“maximum the hormone”がイントロへとつながり、「MASTER OF TERRITORY~俺たちにマスはある!」の幕開け。

トラップが無かったからといって安心は許されず、数曲毎にトラップが追加され、スクリーンに映し出されたスロットマシーンで対象者が選ばれる。

1つ目のトラップは「倍の大きさの白鳥の着ぐるみ」だった。人よりも倍の勢いでヘドバンを強制された。

そしてまた数曲を挟み、2つ目のトラップが発表。今回、日本武道館公演3DAYSができる程の応募人数だったらしく、その応募数の中、一番人気だったマスが「7番」と発表された。「7番」マスにいた青年がトラップの対象となり、マスにお立ち台とスタンドマイクが用意され、 次曲“恋のスウィート糞メリケン”でナヲのパートを歌うことが強いられた。

3つ目のトラップは先にトラップ内容が発表され、その内容が「退場」。皆が皆、不安になる中、選ばれし不運の持ち主は、モニターPAのヒダさんと取材に来ていたFACTの鹿野淳さん。スタッフに場外へと連行された。

そして、ダイスケはんから「ライヴでの痴漢は絶対にダメだが、今日だけ無礼講にする」ということが宣言され、「ただし、触っていいのはコイツらだけ」と、ドアにスポットが当たり、そこには巨乳付き裸スーツを着用させられた、ヒダさんと鹿野淳さん。

そのままカオスエリアに放り込まれ、揉みくちゃに。

ホルモンの企画ライブ、前回は顔面にペアでストッキングをかぶり体当たりで取材をさせられるなど、度々ホルモンから良いオモチャにさせられている鹿野淳さん、今回も大活躍。

Twitter、Facebookが台頭する中、色々悪口言ったけど、廃れたmixiに戻ってきて欲しいという願いを込め、かつての名曲「kill all the 394」改め「please come back 394」(名称不確か)が披露された。

「kill all the 394」はライブで一番聴きたかった曲だったので嬉しかった。

4つ目のトラップ。トラップも悪い事だけではないということで、ステージ上に成金席が用意され。補欠エリアから1人の少年が選ばれた。

そして“恋のメガラバ”で本編は終了。


しかし、最前の柵の前に配置に着くスタッフたち。アクティブスイング・ピョンピョンシューズ・電飾バルーン付きヘッドギアがホール内から撤去された。

最後の最後に「全マス解放」。

薄々感じてはいた。

ペアエリアはもちろんのこと、カオスエリア、補欠エリア、2階のおかあさんといっしょエリアも全て解放され、逆にカオスエリアはセーフティエリアとなった。

「お前たち、ダイブは絶対に禁止※○■×☆・・・」と濁して説明し、アンコール2曲はいつものようなマキシマム ザ ホルモンのライブに。



最大1700名収容のSHIBUYA-AXに548名。言ってしまえば、ガラガラのSHIBUYA-AXは異様な光景だった。

最初のMCでナヲさんが言った「この光景に、演奏中、ガチで吹きました」という言葉がごもっとも。

こんなにもおもしろく、太っ腹な企画をやってくれるマキシマム ザ ホルモン、改めて大好きである。

よくも考え付き、よくも形にしてくれる。

次は何をしてくれるだろう。




セットリスト
01. maximum the hormone
02. 「F」
03. ぶっ生き返す!!
04. ルイジアナ・ボブ
05. 絶望ビリー
06. シミ
07. 鬱くしき人々のうた
08. What's up,people?!
09. 恋のスウィート糞メリケン
10. 糞ブレイキン脳ブレイキン・リリィー
11. ポリスマンベンツ
12. Kill all the 394
13. 生理痛は神無月を凍らす気温。
14. ロック番狂わせ
15. W×H×U~ワシかてホンマは売れたいんじゃい~
16. 恋のメガラバ
en01. my girl
en02. 握れっっ!!


RO69 「マキシマム ザ ホルモン @ SHIBUYA-AX」