主人の大腸がん検査 | 猫と元気とちょっぴりの病気と

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忙しい仕事の日々の間に旅行に行くことが楽しみ。
猫とのんびりしたり、映画を見たりとすぐ近くにある小さな楽しみの時間。
「浸潤性小葉癌」と「胸椎骨折の予後」と付き合う日々も同居していて何かと忙しい。
そんな日々の事をときおり書いて行きたいなと思います。

 

すっかり更新が遠のいてしまって・・・・。

 

色々と気がかりなことが有ったり、この仕事が

一段落したら、とか思っているうちに、あっと

いうまに10月も後半になってしまいました。

 

実は主人が受けた人間ドックで大腸がんの

疑い有りで、要検査になってしまいました。

 

検査前日はおかゆかうどんのみで18時以降の

飲食禁止。

ただし2種類の薬剤をそれぞれコップ1杯程度の

水に溶かしたものを飲む。

これは下剤です。

翌朝用はたっぷりの薬剤を2Lのポリパックに

溶かして冷蔵庫に入れておきます。

冗談に「これが空になったら、きれいに洗って、お水を

いれておけば災害時に役に立つのじゃない?」

と言ったほどの量でした。

 

     

 

それを検査当日7時から飲み始めて10時まで

飲み干さなくてはなりません。

  2リットル!!

 

検査当日の朝は、昨夜も2種類飲んでいるので

お腹は大変なことになっているようで、夜中から

トイレに駆け込んでばかり。

これは検査の前処置で便が邪魔をして、大腸内を

見られないと検査が出来ないので、腸管洗浄剤(下剤)

を使って大腸をきれいにする必要があるからだそうです。

私のマンモの検査も痛くていやだけど、こんな

変な味のものを2Lも飲まなくてはいけない

検査も辛そう。(:_:)

 

検査当日は帰りの運転が禁止されているので

私も仕事を休んで付き添いました。

12時から検査でしたが2時近くまで待たされて

ようやく検査。

着替えて出て来た時は4時。

がんの疑いが有る時は更に粘液を取るなどの

生検があると聞いていたので、余りの遅さにとても

心配でした。

 

夫婦そろって癌だったらどうしよう

私は骨と乳癌のリスクを抱えているのに、支えて

あげる事が出来るのだろうか、と言う思いが

待ちながらぐるぐる回っていました。

 

遅かったのは12時からの予約が主人だけと

言うわけでは無く、何人も12時で、大腸が検査

できると判断された人から順繰りにやって

行ったからの様です。

 

とても辛い検査だったようでもう二度と

したくないとげっそりして出て来ました。

 

行きも帰りもトイレに駆け込む状況に襲われて

いましたが、電車やバスの中でこういう状況に

なったら脂汗ものです。

 

そして1週間後の結果説明。

「悪い所を見つける検査ではなくて、悪くない

ことを証明する検査」

になりました。ニコニコ

毎年きちんと検査を受けていきましょう

(この大変な検査では無く便潜血検査です)

と言う事になり、ほっとしました。

 

どんな病気でもそれを見つけるための検査、

一度かかった病気の再発移転を調べる検査、

どんな場合でも、身体的に辛い検査、

精神的に不安な心は一緒だなと感じた今回の

主人の癌疑いでした。

 

そしてもしも癌などの病気が発覚した時には

こんな言葉を。

今日の新聞に高橋一生さんのインタビュー

記事が出ていましたが、2013年ドラマの

「Woman」で乳癌を宣告された貧困に苦しむ

ヒロインに向かって主治医役の高橋さんが

言ったセリフがご自分でも忘れられないそうです。

「覚悟なさってください。

死ぬ覚悟ではありません。

生きる覚悟です。」

と言う言葉。

 

「Woman」は見ていましたが、あの頃の自分は

主人公と同じ乳癌になるなんて全く思って

居ませんでした。

もしも今見たら、このセリフはもとよりいろんな

場面やせりふが、すとーんと心に落ちて

くるだろうな。